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【第46話】金精峠サイクリング! 栃木から群馬へ!
みなさん、こんにちは。
7月三連休を使った、真夏の日光ツーリング。前回は日光をスタートし、いろは坂を越えて中禅寺湖へ到着しました。今日は、金精道路で栃木から群馬へ県越えします。峠からの景色はどんな具合でしょうか。
▼前回のおはなし▼
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戦場ヶ原からの湯滝からの湯ノ湖
2日目の朝の朝がやってきた。宿を出発したのは7時前。前日からガラリと変わって、雲ひとつない青空が広がっていた。清々しい夏の朝だ。今のうちに距離を稼いでおこう。国道120号を道なりに進んでいく。中禅寺湖畔から離れ、森林地帯へと入っていった。しばらく坂道を登ると、やがて視界が開けて直線道路になった。ここは戦場ヶ原。男体山を背景に湿地帯が続く。再び山間へ入っていくと、だいぶ標高が上がったのだろう、険しい山岳が近づいてきた。落差70mの湯滝に沿って上流へ登ると、穏やかな湖が視界に広がった。この辺りは日光湯元温泉という温泉地で、静かな山間に20ほどの宿が点在している。源泉にあたる湯ノ平湿原には、結構な観光客の姿が見られた。
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金精峠からの景色はいかに!?
この先はもう、民家も人影もない山岳コースとなる。視界を遮る樹木は少なく、すぐ目の前には金精山が堂々と聳え立つ。山の斜面に対してジグザグと道路が上へ延びているのが見える。深い緑に包まれた夏の景色を楽しみながら、5回ほどヘアピンカーブを抜けると、ついに峠へ到着した。出発してちょうど3時間、中禅寺湖畔から600mアップ、峠越えとしては比較的易しいコースだった。金精道路の峠は言うまでもなく金精峠だが、峠は正確には道路のさらに上にあり、自動車はトンネルで山を突っ切る形になっている。この金精トンネルを抜ければ、いよいよ群馬県というわけだ。
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“東洋のナイアガラ”を目指して
トンネル抜ければ爽快ダウンヒル! と思ったが、なかなか暑いぞ。栃木から群馬へ抜けただけなのに体感5℃くらい上がった気がする。もう10時前だし、標高も下がっているので当然といえば当然か。峠から120m下ったところに、しっかりめの観光施設があったので休憩することにした。朝から大したものを食べていなかったので腹ペコだった。川魚の天ぷら丼をペロリと平らげ、再び出発した。夏の日差しを受けてエメラルドに輝く湖沼を右手に眺めながら峠道を下る。頭上高く茂る木々が直射を凌いでくれたが、ついにそれも叶わなくなった。山から人里へ下りると日差しを遮る物は一切なく、容赦ない太陽光がジリジリと身体を焼いてくる。猛烈な熱波に見舞われ、もうグロッキーだった。そこへ次の目的地の標識が見えた。吹割の滝だ。「東洋のナイアガラ」の異名を持つ滝は、一体どのような姿なのだろうか。
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絶体絶命! 灼熱のグンマー!
吹割の滝から11㎞ほど進むと道の駅があった。道の駅 白沢には、嬉しいことに日帰り入浴があった。ベッタリとまとわりつく汗を流したい、というよりは、一刻も早く室内へ避難したかった。あまりにも危険な暑さだった。2時間ほど施設で休息を取り、16時前には出発することにした。が、まったく涼しくなる気配はない。群馬の夏はここまで暑いのか。完全に戦意を失い、あと1日を残し連休のツーリングを終了させることにした。沼田駅から東京へ帰ったのだった。
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1泊2日の奥日光ツーリング。最後は熱波にやられたものの、コースとしては申し分ないクオリティでした。峠道からの景色は良く、多彩な滝も楽しめるので、サイクリングコースとしてかなりオススメできます。みなさんもぜひ、走ってみてはいかがでしょうか。
それでは、またお会いしましょう。
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