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インバウンド最前線の現場から

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日本のことを海外に伝えるお仕事をしているわたしたちは、現役の通訳ガイドです。 インバウンドの現場の最前線で、誰よりも外国人の近くにいるわたしたち。 現場で実践してきたこと、見た…
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#全国通訳案内士

10月から個人旅行客の入国を解禁

10月から個人旅行客の入国を解禁

「現在1日あたり5万人としている入国者数の上限を来月10月11日から撤廃し、個人旅行客の入国を解禁する」と、岸田首相が昨日表明しました。これにより水際対策が感染拡大前に近づき、インバウンドの中心である個人旅行者の増加が期待されます。

現状日本政府観光局によりますと、先月の8月、中国からの入国者は12300人、台湾からは5000人、香港からは1300人、シンガポールからは1800人でした。その内訳

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9月7日から入国5万人へ

9月7日から入国5万人へ

新型コロナウイルスの水際対策が緩和され、9月7日から1日当たりの入国者数の上限が5万人に引き上げられることになりました。インバウンドの回復を期待する関係者にとって、嬉しいニュースです。

中国では2020年1月末、出入国者は健康申告カードの記入で健康状態の申告を行うという制度が始まりました。PCR検査情報、新型コロナの感染歴、ワクチン接種日などの申告も求めてられていました。
しかし、2022年8月

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中国、2022年ゴールデンウイークの旅行動向

日本ではコロナ下で迎える3回目のゴールデンウィークでした。過去2年と違い、「緊急事態宣言」や「まん延防止措置」が出されず、各地で賑わいが見られました。
中国では、上海は今なおロックダウンで、北京では地下鉄や市バスが停まっているところもあります。

しかしながら中国のCtrip(オンライン旅行会社)がまとめたレポートによりますと、全体的に見ると、今年の連休期間に旅行に行った人は、2020年、2021

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お客さまに突然異変!

お客さまに突然異変!

食事は旅の大きな楽しみの一つです。せっかく出てきたご馳走をアレルギーや宗教上の理由で食べられないのは本当に残念なので、事前にできるだけお尋ねするようにしています。今回は「お客さま」に突然異変が!人命にかかわる一大事!の事例を紹介します。

今から8年ほど前のことです。
台湾の経済新聞の記者5名のグループにアテンドしました。
ある有名な家電メーカーの大阪本社で今後の経営方針などを聞いた後、車で移動し

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