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★タイトルの処方箋&【新作小説】紹介!

タイトルをどう決めるか。

これ、迷う方多いんじゃないでしょうか。私も絶賛迷い中です。

が!!!

実は、私はタイトルを考えるのが大好きです!
自分で言うのもどうなんだという話ですが、最終的にはいつもそこそこ良いものにたどり着いているんじゃないかと思ってます。

というわけで、参考になるかはわかりませんが、自分なりのタイトルの決め方をシェアしたいと思います!

①先に決める

圧倒的オススメな方法がこちらです。タイトル先行型ですね。もしくは、最初の200〜300字を書いた時点で決めてしまう。
このメリットは3つあります。

〈メリット〉
★先にタイトルを決めることで、内容のテーマブレがなくなる
★一貫性を持たせやすくなるため、作品全体のクオリティが上がる
★後で悩まずに済む。先に考える方が思いつきやすい。

タイトルには、言わずもがなテーマが宿ると思います。先に決めることで、書こうとしている内容が自分の中で明確になります。

そして、常にそのタイトルを心の中に留め置きながら、執筆することができます。国語のテストで問題文を確認しながら、記述解答するような感じです。

必然、作品のクオリティは上がります。

(私のような)初心者、アマチュアこそ、この方法を取るのがいいのかなと思っています。個人的な感覚ですが!

②後で決める


この場合は、5万字以上の長編でよく起きるパターンかもしれません。

何を主軸とし、タイトルにするのか。

長編は、ストーリーの途中で新たな要素が加わったり、複数のキャラクターに濃く触れたりするため、考えるのが難しいです。テーマブレも起きやすいと思います。

書き終わった後で、全ての要素を統括できるようなタイトルを考えるのは、至難の業です。
(それでも、できてしまう超人は、いるのですが……😅)

ただ、プロの方だと編集者の方の力を借りることができるため、おそらく事情は異なります。商業出版では、編集者の方がタイトルを決めることも多いと聞きます。

はやみねかおる先生著「都会のトム&ソーヤ」や「怪盗クイーン」のあとがきでも、仮タイトルを一旦自分で決めておき、最終的には編集者の方が決定版を考えてくれた、というようなお話が載っていました。(勿論、自分で考えたタイトルが採用されることもあるようです)

お気づきでしょうか。

仮タイトルを一旦自分で決めておき。

そうなんです。一旦は決められていたんです。
人によってやりやすい方法はあるかと思いますが、私は先生に(勝手に)ならい、早い段階で仮タイトルは決めています。

このような事例も踏まえつつ、後決めのメリットを挙げたいと思います。

〈メリット〉

★細かいことは考えず、まず本文の1文字めを書き始めることができる
★タイトルを後に回す分、思いついたアイデアをすぐ形にできる
★タイトルに悩み、考え抜くことになるからこそ、完成度の高いタイトルを見つけることができる

こんな感じでしょうか。

まとめ

2つのいいとこ取りをすると、

①まず仮タイトルを決めてから本文を書き、
②その後で決定版のタイトルを決める

が一番良さそうです。そして、ここにさらに以下の派生が加わります。こちらも参考程度に見ていってください。



▶︎ズバリ一言!テーマ型
一般文芸や少年漫画はこれが多い印象。正統派?
・「〇〇〇〇」例:NO.6、嘘喰い、残穢
・「〇〇の△△」例:火の鳥、ローマの休日、進撃の巨人、葬送のフリーレン
・「〇〇と△△」例:美女と野獣、怪異と乙女と神隠し
・「〇〇×△△(複合型)」例:まじっく快斗、もののけ姫、クビキリサイクル
▶︎物語型
・「〇〇物語」
・「〇〇記」
・「〇〇譚」
▶︎伏線回収型
私が好きなやつです。「鎌倉殿の13人」もそうですね。あれは物語中盤で一旦回収されますが、最終話でもう一度回収されます。シビれました。一旦回収するときに、二回目回収するときの伏線を投入するのも最高です。あの時「13人目はあなたです」ってあの人に言わせておくの天才すぎる……鎌倉殿好きだ……
▶︎仕掛け型
読み手にまで作用してくるSCPみたいなやつです。難易度は高いですが、思いつけば強いです。私はまだ思いついたことがありません。
▶︎説明型
・「〇〇が△△したら××して◇◇することになった」などなど。

他にもあるかと思いますが、一旦この辺りで。



いかがだったでしょうか。私はプロではないですが、同じように物書きを目指す方の参考くらいにはなれたでしょうか。何かのお役に立てたとすれば、大変幸いです。

また、①先決め▷伏線回収型のタイトルで、先日ホラー短編小説を書きました!

コンテスト応募作品なので、noteには8月2週目に置きます。気になる✨という方は是非見にいってみてください!


作品紹介


▶︎死ぬほど美味いラーメン
一人のラーメン愛好家が、不気味なトンネルの前で立ち尽くしている。レビューによると、そこでは「死ぬほど美味いラーメン」が食べられるという——。

NOVEL to WORLDコンテスト・お題「ありえないトンネル」への応募作です!
テイストはホラー、字数制限は2000字。
さっくり読めますので、是非ご覧ください!!

https://novel.daysneo.com/sp/works/episode/cf6ed2ed05466922dff018fdee4dc268.html

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