冬眠する人。

撮る、寝る、読む、書くが好きです。 撮った写真。たまにうまれる言葉。思い出。 そういう…

冬眠する人。

撮る、寝る、読む、書くが好きです。 撮った写真。たまにうまれる言葉。思い出。 そういうものを残していけたらいいな。

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楽しかった君とのひととき

    • 今日を生きよう。

      今日、絶対に行くんだ。 って、前日から決めていた。 新しい人生の幕開けの日。 その日はとてもいい天気だった。 階段を登りきると、猫が一匹こちらを見て座っていた。 驚かせないようにしゃがむと、近寄ってきて足元でごろんと寝転んだ。 お腹を盛大に見せてきたので撫でるも甘噛みされた。 …ツンデレかい? 最後に頭を撫でてさよならした。 私の目的は君じゃなくてこの先の場所なの。 そこを目指して歩きつつ上を見上げる。 木々の間から太陽が輝いている。 思わず足を止めて

      • 魔女の忘れもの。

        • 今日を生きる。

        楽しかった君とのひととき

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          魔法使いな月。

          魔法使いな月。

          猫と店員。を、見てる俺。

          ここに越してきてよかったと心底思う。 四階建てのアパートで各階横並びに四部屋。 階段が一ヶ所にしかなく、そちらを手前とすると、その三階の一番奥が俺の部屋だ。 一人暮らしだから、誰に気を遣うでもないが喫煙者の俺はよく玄関の前でタバコを吸う。 ベランダは大概洗濯物が干してあって狭いのだ。 玄関の前でタバコを吸うようになって、しばらく経ってから気付いたことがある。 その時間帯に、裏のスーパーの店員がごみを捨てること。 それからアパートとスーパーを区切るブロックで出来たフェンス

          猫と店員。を、見てる俺。

          瞳。

          瞳がよく見える距離で見つめ合った。 瞳の色が懐かしくて 優しい眼差しが懐かしくて 気付いたらあなたの頬に手を添えて言っていた。 「おかえりなさい」 なんでこんな言葉を口にしたのだろう? 無意識に出た言葉に私は驚いた。 あなたも一瞬驚いて、目をぱちくりさせた。 けれどすぐにまた優しく見つめてくれて 「ただいま」 と、返してくれた。 その一言が嬉しくて私の瞳から涙が溢れた。 自分でもどうして泣いているのかわからなかった。 ただ、胸の奥が熱くなって涙になっ

          おやすみなさい、太陽さん。

          おやすみなさい、太陽さん。

          お気に入りの場所が増えた日。

          お気に入りの場所が増えた日。

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          あの頃と波音。

          あの頃と波音。

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          松野さんと河合さん7

          「河合さんが残業なんて珍しいですね」 一緒にお店を出た、塚本さんが言う。 「そうですね。私も久しぶりに残業しているの見ました」 「明日、河合さんお休みでよかったですね」 「確かに。明日も仕事だと思うと私は残業したくなくなります」 「私もです」 そんな話をして、私と塚本さんは車に乗り込んだ。 キーボードを打つ音だけが響いている。 存在感を出来るだけ消して、私は河合さんの視界に入ってるはずの場所に座っている。 いつもの河合さんならとっくに気付いてくれていると思う。

          松野さんと河合さん7

          不思議な人。

          距離の取り方に迷う人がいる。 この人がいてくれて良かったなと思うこともあれば、なんかもうしんどいなと思うこともある。 普段はとてもいい人。 だけど時々、執拗に傷付けてくる。 その度に心は痛むし、泣きたくもなる。 あぁ、この人にとって私は傷付けてもいい存在なんだな。と悲しくもなる。 それでもこの人を理解したいと思うのは何なんだろう? そう思いながら、いつでも切り捨てられるように私は密かに心の距離を取ってしまう。 矛盾しながらも関わりたいと思えるこの人は、私の人生

          不思議な人。

          一足早いクリスマスプレゼント。

          一足早いクリスマスプレゼント。

          日々、空とともに。

          日々、空とともに。