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自分の可能性を信じてあげられる方向へ

アメリカの小学校にいたときに
クラスでクリスマスの歌を合唱することがあったのですが、
隣の中国人の女の子にこんなことを言われた記憶があります。

「彼女の横で歌いたくない。下手だもん。」

え?っと驚きながらも

「あ、私って歌が下手なんだ」

そのとき私は思いました。

それがきっかけで人前で歌うことが恥ずかしくなった私は、
音楽とアートの二択があった場合は
当たり前のようにアートの方を選ぶようになり、
歌うことは好きであったものの
『私は歌が上手じゃないんだ』
っと思い込むようになったものです。

でも浪人のときに友人から勧められたアラニス・モリセットを聞き、
『私もこんなふうに歌えるようになりたいな』っと思い、
それがきっかけで大学の軽音楽部に入るわけですが、
自分の声を「素敵」言ってくれる人がいたりして、
とても嬉しかった記憶があります。

その後、歌のレッスンとかも通ったりして、
体の使い方、響かせ方、表現の仕方を学び、
少しずつ自分の成長を感じることができるようになると
『そういえば、昔あんなこと言われたなぁ』
っと、昔のことをフラットな視点で
見れるようになったような気がします。

人から言われた何気ない一言によって
意識がそこにフォーカスしてしまうことって
よくあることかなっと思います。

真相はさておき、
ネガティブな言葉ったり、
好きな人や信頼している人から言われたら
尚更だと思うんです。

でも今思えば、
自分がずっと気になったり、
フォーカスしてしまうことって、
心が「そうじゃないよ」って言ってくれているサインだったり、
それは実は自分がとっても好きだったことだったり、
やりたかったことだったりするのかな
っと思ったりします。

なんとも思わないことであれば、
人でも物でも
そもそも気にしませんし、
関心すら湧きません。

そこからどうするかは
その人本人次第ですが、
出来る限り自分の可能性を信じてあげられる方向に
舵を取ることができればいいよねっと
思うのです。



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