読書メモ1023:「幸せをお金で買う」5つの授業

タイトル:「幸せをお金で買う」5つの授業
著者:エリザベス・ダン、マイケル・ノートン
古川奈々子(訳)
読み終えた日付:2023/10/23
感想:

ブリティッシュコロンビア大学心理学准教授による幸せを得る具体的なお金の使い方5つを紹介した著書。
著書の中では物質的な幸せよりも精神的な幸せに焦点を当てている。たとえ大金持ちでも幸せではない人はたくさん存在する。お金が人生のすべてだと思っている人もいるし、お金が一番ではないという人もいる。

著者はお金を「使う」ことによって、幸せになる方法を説いている。たとえば「経験を買う」「ごほうびにする」「時間を買う」「先に支払って、あとで消費する」「他人に投資する」が挙げられている。お金を支払う時にこれらを意識すると、幸福度が上がるという。あらかじめ計画を立てる旅行や大切な人へのプレゼントなどが分かりやすい。
また、時間を捻出するためにグリーン車に乗車したり、見知らぬ場所で希少な経験をすることも含まれる。
また、他人への投資と他人とのつながりが最も幸福感が増すと指摘しているが、これは多くの人が賛同すると思う。

保有資産の多寡ではなく、幸せになるためにどうお金を使うか、というお金の使い方と幸福の関係性に言及した点が面白いと思った。いくつか普段から実践しているが、新しいアイデアも得られたので今後試していきたいと思う。

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