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護ること、傷つけること

あなたを最も傷つけることができる相手は
最もあなたの近くにいてあなたを守っている相手だ。


だって人は否応もなく
良い時も悪い時も

周りの存在を巻き込まずにはいないから。


幼い我が子を乗せてバックしたはずの車で
当の子どもを轢いちゃうなんて
ありえないと思うだろうか。


子どもの未来を守るために
学校に行けと教えているはずが

逆に子どもを縛りつけ、
追い詰めることになるなんて
予測できるだろうか。


そもそも子どもを守っているあなたでなければ
傷つけるほど子どもの近くにはいない。


そもそも信頼して愛している人の言葉でなければ
そこまで深く幼い心を抉ったりはしない

だからいつの時も
自分の心も言葉も見張っていよう

長い間そう思って
言いたいことも飲み込んで 
波風を立てないように過ごしてきたけれど

今になって思うのは
波風を立てないことよりも
傷つけ追い詰めないことよりも

波風が立つことがあっても
傷つけられてしまうことがあっても

人は大丈夫だし立ち直れる。

そう知っていることの方が
ずっとずっとその先の人生にとって大事だ。

そんな自分もいるんだとわかってること 
情けない自分を許してくれる人がいることに
どうか気がついて。

もしあなたが今日、
誰かに優しくなれなかったことで
痛みを感じているのなら

ちょっとだけ自分に優しくなってあげて

これ以上自分を責めるのをやめて
やさしく慰めてあげて

きっとあなたは親しい友人には
そうしているはずなのだから。

いつも守ってくれて、ありがとう。

あなたはきっと言われないけれど
傷つけられた相手だって

本当はきっとそう思ってる。










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