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【投機の流儀】さて、ここから先が賢愚を分ける

【今週号の目次】
(1)老年期相場終焉の儀式となる可能性、――長大陰陽包み足を形成、一週間で▲1,347円
●2日から26日まで▲3,085円
(2)さて、ここから先が賢愚を分ける
(3)いま、アベノミクス相場の終焉の大底を測るのは早計だが仮に試算すればこうなる
(4)10月11日▲915円という大幅安の後にも残った株価急落懸念の背景
(5)「将来の景気下押し」、日銀リポート
(6)当面の市況1
(7)当面の市況2――先々週の世界同時株安の1週間は一旦収まったが、一難去ってまた一難
(8)「万年強気の野村」の見方に変調の兆しか
(9)消費増税延期説と衆院を解散してダブル選挙
(10)景気の転換点は遠くない
(11)消費税を巡る政局は長丁場にわたる
(12)今週火曜日に迫った米中間選挙の行方
(13)野党連合結成で安倍首相レームダック化の恐れ
(14)DJ-【社説】トランプ氏のFRB批判は逆効果(出所:ダウ・ジョーンズ、2018年10月26日、文責:山﨑和邦)
(15)DJ-【焦点】米中貿易交渉、手詰まり状態の裏側(出所:ダウ・ジョーンズ、2018年10月26日、文責:山﨑和邦)

【蛇足】(「蛇足」としたが、実は重要な基調となる)
(1)「景気変動は循環し、株価変動は景気循環に先行する(★註1)」これを本稿の中心命題とする。
この命題の含意を汲み取ればリーマンショックの兆候は前年に読めたという事実
(2)前掲の中心命題の含意を見誤った者

【来週以降に掲載予定の項目】
○大国の衰亡は経済の衰退から起こる
○世界各国で台頭する右傾ポピュリズム

(1)老年期相場終焉の儀式となる可能性、――長大陰陽包み足を形成、一週間で▲1,347円

●2日から26日まで▲3,085円
先週25日(木)、満月の翌日、▲822円の今年2番目の下げを演じた(今年最大の下げは10月11日の▲915円)。
「10月は暴落が多い月だ。過去10大暴落のうちの5回は10月に起きた」と既報で述べたが10月2日の大天井から営業日で正味12日間に1,000円の大台を4回切った(2日の24,270円→26日ザラバ20,972)。
こんなことはめったにない。
「26年11カ月ぶり高値」とマスメデァに騒がせて翌日から終値ベースで3,085円幅を下げた。

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