メールマガジン配信大手の「まぐまぐ」で好評を博し、堀江貴文氏(ホリエモン)と並んで2年連続「メルマガ大賞」を受賞、殿堂入りした週報「投機の流儀」。
人生の前場をセルサイドとして、…
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2023年9月の記事一覧
【投機の流儀 セレクション】高度成長期の終末から終了直後の「一億総中流」という「みんな一緒幻想」が流行った。アメリカはその成功に図に乗って、多くの誤りを地球上で犯してきた。
世間では、これを揶揄して批判的に使っていた。しかし、筆者は当時から「我も彼も皆平等だ」という思いはたとえ幻想にしても、戦後民主主義下で発展した日本経済の成長の輝かしい成果であると思っていた。 ところが、「一億」と付くと概ね良い意味では使われてこなかった歴史が日本にはある。戦時中の「一億火の玉」「一億玉砕」、敗戦の日の玉音放送に対してNHKのアナウンサーが「一億等しく感涙致しました」と言ったりしたことなどである。 筆者は当時小学校2年で「一億等しく感涙〜」という言葉が判らなか