【投機の流儀 セレクション】日銀が10年以上もかけて大量に購入したETFはどう処分するか?
これの前例は1964年に大蔵省主導でつくった日本合同証券である。日本合同証券が株式市場の投げものを買い取って大量に株主となった例であり、それでも「日経平均1,200円」という「死守すべき線」を守れなかったので、1965年に証券保有組合というのをつくらせて、また市場の投げものを買い取った。そして、この両者が膨大な株式を持つに至った。ところが、それでも下げ圧力に抗し切れずに1,200円を割れて1,020円まで短時間で下げ、所謂「第二の昭和恐慌」と呼ばれる「40年不況」を生んだ。そ