【投機の流儀 セレクション】資本市場に疎い岸田さんは、現象面を見て勉強せよ
日本の個人資産が海外株に「殺到している」。このカギカッコの言葉は日本経済新聞6月6日号の一般記事で用いられている文言である。投資信託を経由して、海外へ日本の個人資金が日本株への投資資金の300倍にのぼる8.3兆円になったという。資本効率で優れている海外資金を選択するためだ。岸田さんはそういうことを判っているのだろうか。世界経済は成長が続いているから長期的に積み立てるつもりだという、地味で真剣な個人投資家がたくさんいるということだ。
「貯蓄から投資へ」と口先だけで叫んでみても、