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投機の流儀 セレクション

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メールマガジン配信大手の「まぐまぐ」で好評を博し、堀江貴文氏(ホリエモン)と並んで2年連続「メルマガ大賞」を受賞、殿堂入りした週報「投機の流儀」。 人生の前場をセルサイドとして、…
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2021年12月の記事一覧

【投機の流儀 セレクション】トルコリラ最安値続いて危機に見えるが実は……

【御礼とコメント】 お陰様で、拙稿メルマガが2021年「資産運用の部(株式)」で第1位を受賞しました。アンケートで決めるのだそうです。 多くの読者の皆様のお蔭さまでありました。ここに、改めてご報告いたし御礼申し上げます。 以下は、選者から依頼された「受賞のことば」です。 私とパートナー石原は、恐れるべきことは正しく恐れ、且つ正しく挑戦するという、正統派投資法を世間に広めたいと願うばかりです。 2月と9月の3万600円は、年内でもダブルトップですが、89年大納会の平成バブル大

【投機の流儀 セレクション】個人投資家群に変化の兆し?

シタタカな個人投資家は下がれば買う、上がれば売るという逆張り投資が得意であったが、この投資家に変化が生じつつあるという見方がある。「中長期目標の個人投資家が新型コロナ禍で増加し、株主還元や成長性を見極めながら個別株にも資金を投ずるようになっている」、要するに下がれば買い上がれば売るというやや短期的な売買を得意とする個人投資家たちの動向に変化があり、中長期目標で株主還元や成長株を買うように変化してきたというのだ。その元手は今まで絶好調だった米国株の利益で得た資金ではないかという

【投機の流儀 セレクション】「目指せ、10倍株ハンター」

これは日経ヴェリタス紙(日経金融新聞)の12月5日号の第一面のトップの大きな見出しである。この新聞も所詮は商業新聞であるから投資家の目を引くようなことを書くのは別に悪いことではない。 但し、ここで少し筆者として私見を述べたい。「10倍株(テンバーガー)」は「人の行く 裏に道あり 花の山」という格言のように、裏道にある掘り出し株や穴株を探すことを想像する場合が多いが、筆者が読者諸賢にお話ししようと思うのはそういう話しではない。本稿で言うところの「大通り銘柄」(これは標準語ではな

【投機の流儀 セレクション】目先的には売られ過ぎのサインが点灯していた

25日線との乖離率がマイナス5%になり騰落レシオも70%に近づいた。これは昨年3月15日号に「『売って現金で保有しよう』と長期間呼びかけてきたのはこの日に買うためだ」と本稿にしては珍しく買い時だ!と檄を飛ばした時、25日線との乖離率はマイナス20%、騰落レシオは40%だった。 それに比べれば今のマイナス5%の乖離や騰落レシオ70%は「絶対の底値で『コツンと来た』ところだ」というわけではないが、一応の売られ過ぎのサインは出た。8月20日の2万7,000円、9月の2万7,000円