【投機の流儀 セレクション】アベノミクス大相場は夙(つと)に終わっている
冒頭から暗い話しで恐縮だが、筆者と読者諸賢とは、市場という戦場で共に戦う、損得を共にする戦友だと思っているので、常にホンネを語ってきた。
本稿では平均株価が2倍か3倍になる相場を「大相場」と言ってきた。
数年に一度しかない。
これは1965年以降6回あった。
アベノミクスはそのうちの一つである。
その都度2倍にすれば金融資産は必然的に64倍になったはずだ。
始動期は2012年11月衆院解散の日8,665円→2013年5月末16,000円弱までの上昇これが「青春期相場」だ