統合失調でも普通の生活リズムで生活できるようになったある一言
私は精神科に通うようになってから昼夜逆転生活、お風呂も1日おきだったりと不規則な生活を送っていました。
結婚なんて自分には無縁だと思っていました。
でも、やはり恋愛ってすごいパワーを持ってるんです。
好きな人に、嫌われたくない。
両思いになれたから、幻滅されたくない。
自分を変えることが困難だった自分が、恋愛をしたことによって自分を変えることが出来ました。
お恥ずかしながら、私は25歳で結婚した当時、朝12時に起きていました。
私、朝起きれないから。と主人に堂々と言っていました。
そんな私を変えたのはこの主人からの一言でした。
「統合失調症って、朝起きれない病気なの?」
病院の先生からは「幻聴、幻覚」が症状だと言われていて、朝起きられないという病気という事は言われていません。
この一言で、色々と気づきがありました。
まず自分で勝手に精神病に甘え、不規則な生活をしてしまっていた事。
精神病だから私にはこれも出来ないあれも出来ないと勝手に思い込んでいました。
でも、私が病的なのは幻覚と幻聴が出てきてしまうところだけです。
その一言で、私は朝起きることができるようになりました。
そして、病気だからこれが分からない、あれが出来ない、という勝手な言い訳をしなくなりました。
私は健常者の方と同じところも沢山持っています。
気にしすぎて病んでしまい、幻聴が聞こえる事もあります。
ですが、目に見えない病気なので分かりづらいだけで、性格や考え方まで私は病気ではない。
健常者の方と変わらないところも沢山ある。
そう思うようになりました。
友達や信頼のおける人にも、自分の病気の事を話すようになりました。
周りの方はそんなに気にしていないし、むしろ体調のことを気にかけてくれました。
精神病だから何もできない、という事はない。
そう気づけて、人生にワクワクするようになりました。
私は精神科には通ってはいるものの、同じ思いをしている方も世界中にたくさんいて、1人ではない。ハンデはあるものの、自分にも色んなことが出来るのではと思うようになりました。
もう一つ、主人が言ってくれた言葉です。
「特別なことをしなくても、病気になっても一生懸命生活しているだけで周りの人は勇気をもらえると思うよ」
私には精神障害がある事は事実ですが、だからといって心が一生成長しないわけではなく、年相応の人間として生活することが出来る。
ちょっと凸凹しているだけで、人並みに葛藤や悩みを抱えながら生きていくことが出来る。
薬は必要ですが、薬さえ飲んでいれば普通の生活ができます。
統合失調症を差別してはいけないと思う。でも、統合失調症になった自分を一番に差別していたのは自分だったのです。
私は精神科に通っているからといって、特別な人間ではありません。
人を殺してしまうとか、自殺してしまうとか、そんな人ばかりではありません。
病名を言われた時自分を信じられなくなるようなショックがあった事は事実です。
でも、これだけの困難があってもこうして子育てをしている自分を今は誇りに思います。
そう思わせてくれた主人の言葉に感謝し、皆さんにも共有したいと思いました。
読んで頂きありがとうございました。
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