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「新労働力率について」

「新労働力率について」
1.      概要


 2016年の有業者数を2020年の国勢調査の住民数で割り、労働力率を計算した。この数値は他の市から人が流れてくる場合100%を超える。この数値について調査した。男女合計の労働力率は製造業の従業員割合とわずかに相関し、製造業が労働力率を押し上げていることが分かる。ただし、この労働力率と製造業の従業員割合の図は2つに分岐しているように見え、何らかの方法でクラスタリングできる可能性がある。男女の労働力率は率が高くなるにつれ男女差が大きくなっていく。つまり人が集まる都市部ほど労働力率の男女差が大きくなる。そして、この労働力率は有業者男女比と相関し、男性の労働力率は有業者男女比と負の相関であり、女性の労働力率は結合確率密度分布で見ると有業者男女比とわずかに正の相関である。女性の有業者が多い地域で女性の労働力率が高い。一方で男性の労働力率は低くなる。これは一体どういうことなのか、考察しなければならない。男性が少なくなっているために男女比が向上しているのではないか。女性は確かに多いかもしれないが、相対的に多いということではないか?


縦軸 労働力率 横軸 製造業の従業員比率


縦軸 女性の労働力率 横軸 男性の労働力率


左図 男性の労働力率と有業者男女比 右図 女性の労働力率と有業者男女比


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