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仕事のできる人は変態だ

仕事ができる人とは先に起きそうな問題をあらかじめ想定して対策できる人だと思う。

「対策」と「対処」には大きな違いがある。

「対策」とは

・相手の状況や事件の様子に応じて、施す処置の手段
物事が起きる前の物事に対してやることさす

「対処」とは

・ある物事に対して、適切な手を打つこと
起こってしまったことや今まさに起こっている物事に対して、とるべき処置を施すことをさす

この言葉の違いにあるように、「対処」をして生きる人は常に何かに追われている気がする。ドタバタしていて、余裕がない印象だ。
しかし、「対策」して生きる人は、自分から先手を打っているので慌てることが少ない。

天気予報を見て、雨予報があるから折りたたみ傘を持ってでかけるのと、出先で雨が降り毎回ビニール傘を買うことになる人の差は歴然としている。
無駄な支出もないし、余計なストレスも少ないはずだ。

では、対策できる人は何が優れているのだろう。

私は「妄想力」にあると思う。ちょっと先の時間軸のことを妄想できるかだ。本当にそのことが起きるかはわからないけど妄想しておくことで余裕が持てる。

仕事ができる人は、物事だけでなく人に対しても妄想している。その妄想はネガティブなことだけではない。
「お客さんにこんなことしたら喜ばれるかもな」「上司今立て込んでそうだから、あとでこの資料まとめておこう」などとにかく先回りしていろんなことを考えている。

ただの変態なのだ。他の人が喜ぶことをしてしまう変態だ。

「仕事のできる人はごく一部で自分は違う」と思うかもしれないが、残念ながらおそらくあなたも変態である。

「重そうな荷物を抱えているお年寄りが階段を登っている」

この状況にあなたが鉢合わせしたら、
「手伝ったら楽になりそうだな」と思うだろうか。

そう思ったら、大丈夫。あなたも変態予備軍には間違いなくいる。
仕事のできるレギュラー軍の変態たちは他の人に比べてちょっぴり妄想力が高い。
それは「考えた時間」と「実行した回数」が多いだけの違いだ。
いつでも近づいたり追い越すことはできる。

証拠はないが、「対策」する時間の方が「対処」する時間より少なく済む気がしている。精神的な負担も「対策」の方が軽い。

私は怠惰な人間なので「対処」に追われて、あたふたして振り回されるのは勘弁だ。ちょっとだけ手間をかけて「対策」して、精神すり減らす機会を減らしたい。(つまりレギュラーの変態になりたい)

そんなことを考えていた社会人0年目の日曜でした。

それではまた会う日まで。




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