見出し画像

今、学生映画を観てほしい理由

「学生映画って見たことありますか?」
この質問をすると、大体見たことないと返って来ます。
実際、学生映画はスポットライトの当たりづらいジャンルです。
劇場で上映されるのも一握りですし、興行化されるのはその中のさらに一握りです。

しかし、学生映画には"学生が制作した"からこその様々な魅力が詰まっています。
このnoteでは、学生映画の持つ魅力・未来・楽しさを紹介していきます!
この記事で学生映画に興味を持つ人が増えたら幸いです。


魅力①表現の自由さ

学生映画の大きな魅力でもある自由さ
誰しも若いうちだからこそ出来たなあ~と思うことが一つはあると思います。それが映像化されたものこそが、学生映画なのです。
若い頃の無鉄砲さも、何かをひたむきに求める姿勢も、大人になるにつれて失くしてしまうものが学生映画の中で見つかるかもしれません。
テクニックの有無ではない、唯一無二の作品を自由な表現で作れること
これこそが学生映画の一番の強みだと思います。

魅力②ダイレクトさ

学生映画ならではだなと感じることがダイレクトさです。
映像の中に直接想いを投影している作品が多く、大人だったら躊躇してしまうようなまっすぐな感情がありのままに映し出されるので、眩しささえ感じさせます。
この作り手たちも年齢を重ねるにつれて失っていくものなので、学生限定の武器であるダイレクトさをぜひ存分に味わってみてください。

魅力③低予算

学生映画のキュレーションをしていると、「低予算だなあ」と感じることも少なくありません。
しかし、予算の少なさを補う秀逸なアイデアや表現に思いがけなく出会うことが出来ます。友達同士だからこそ生まれるグルーヴ感や、低予算だからこそ見えてくる学生映画の本質があるかもしれません。

魅力④未来への可能性

学生映画にはどんな映画よりも未来があります。
今活躍している映画監督のほとんどが学生映画の出身といっても良いのでは
ないでしょうか
次世代の映画監督を見つける手段として最適です。
サブスクリプションでの配信やコンテンツそのものの多様化によって、観るものの幅が広がった今だからこそ、学生映画に目を向けてみてください。


34th東学祭

そんな次世代の才能発掘の場を提供することを目標に活動しているのが、私達、東京学生映画祭です。
34回目迎える今年の東学祭では、応募総数216作品の中から厳選した21作品の学生映画と、8本の特別上映作品を上映します。

日時:8/18(金)~8/20(日)
場所:渋谷ユーロライブ
企画上映:オダギリジョーさん特別講義~監督作上映&映画を志す若者のためのトークショー
   『大林宣彦と学生映画=いつか見た夢たち』-8ミリ・16ミリ映画特集

上映プログラム

チケット絶賛発売中!

クラウドファンディングも実施しております。
ぜひご支援お願いいたします!


オススメ学生映画

最後にこのnoteを書いた委員のオススメ学生映画を紹介します。

・MOMENT

MOMENT 手塚眞監督

手塚眞監督の学生映画の集大成であり、驚きに溢れた演出からは映画の原初的な楽しみを味わわせてくれます!豪華出演陣にも注目!
34th東学祭8/18に上映予定です!

・1/880000の孤独

1/880000の孤独 石井聰亙監督

どこにも行けない閉塞感、抑圧からの暴走と爆発
石井岳龍の原点がここに!

・たちんぼ

たちんぼ 横山翔一監督

27回東学祭特別賞受賞作品
16分にこれでもかと詰め込まれたアイデアと子の自由さこそが学生映画の醍醐味

・ポラン

ポラン 中村洸太監督

コロナ禍で閉店してしまった古本屋「ポラン書房」をあったドキュメンタリー
カメラを通して伝わってくる暖かさと哀愁
PFF2022や全州国際映画祭など様々な映画祭で上映


最後までお読みいただき、ありがとうございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?