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恋愛で傷ついた時に何を思う

色々な恋愛をしてきた。今も色々な恋愛をしている。それでも毎回わからなくなる。傷ついて、目の前の人に必死になる。

ついこの間私は、大好きな男性に「特別な感情はない」と言い放たれたところだ。

特別な感情はないというセリフ、なかなか残酷な言葉でしょう。

「友人として好き」だけど「恋愛感情ではない」という意味らしい。

それでは恋愛感情がある私のその感情というのは「特別な」感情というものになる。

それが相手にはない。

そんなことなら、いっそのこと嫌ってくれてもいいのにね。


言われた日、三日くらいは泣いた。でも、今の私はそのセリフにもう涙していない。恋愛に傷ついた心は、自分次第で癒えていく。

相手からは何も与えられないと知った時、私自身が私を納得させないと癒えなかった。

心にずきずきとささってしまった棘を

抜いてくれる人はそこにはいないのだから。

傷ついた時に自分の感情の中で「どうして傷ついたと思うのか」問いかけてみた。特別な感情はないと言われたから?二人はこの先何も発展しないと悟ってしまったから?大好きな人に触れられなくて寂しいから?

色々と考えたのちにわかったのは、私は相手に何かをしてもらいたかった。

与えられたかった。

愛情。ふれあい。

独りよがりな感情を、相手からもらおうと勝手に期待し、

そして勝手に失望し、悲しんでいたのだ。


それに気づいた時。「与えてほしがる恋」をやめようと思った。諦めようとすることや、気持ちを消すこと。それはものすごく難しくて、それが簡単にできるなら。世の中に恋愛で悩む人はきっといないだろう。

好きなものは好きなのだ。でも相手は私に何も与えてはくれない。

何かを欲しがって待って期待していればもらえなかったときに傷ついてしまう。そんな恋をやめようと思った。

好きでいることはやめない。私の気持ちは、私だけのものだから。

この先ずっと、ずっと好きかもしれない。「友人」として接し続ける彼を心の底でずっと思い続けるかもしれない。だけど何も望まない。私は私の気持ちを大切に胸ポケットに包んで、しまいこんでおく。それだけの話。

与えてもらうのをやめた恋はとても強い。

この気持ちは私だけのものだから。たとえ彼に好きな人ができても、私は私でいられるだろう。この気持ちの大きさを誰よりも自分が知っているから。


そうやって心を保っている。

いつか、忘れられる時が来るまでは。

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