愛なんてわからなかった
糖度には肉親に確かに愛された記憶、というものがない
それはきっと、愛されていて楽しかった記憶を辛くて苦しかった記憶が上書きしてしまったんだとおもう
人はなぜだか幸せなことより辛いことの方が脳に刻まれ中々癒えない傷として植わる
そんなことない人もいるのかもしれないが、糖度の周りにはその傾向の強い人が多い
所謂「類は友を呼ぶ」というやつかもしれない
すごく簡単に言えば糖度の母は女で父は男でした
故に子供である我ら(弟がいる)を捨ててそちらへ気持ちが向いてしまったのでした
女(母