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綺麗にならなくちゃって強迫観念

綺麗でいること
そもそも綺麗ってなんだ?と思ったのでコトバンク様に教えてもらいましょう

き‐れい【綺麗/奇麗】
1 色・形などが華やかな美しさをもっているさま。「―な花」「―に着飾る」
2 姿・顔かたちが整っていて美しいさま。「―な脚」「―な女性」
3 声などが快く聞こえるさま。「―な発音」
4 よごれがなく清潔なさま。「手を―に洗う」「―な空気」「―な選挙」
5 肉体的な交渉がないさま。純潔。「―な関係」
6 乱れたところがないさま。整然としているさま。「机の上を―に片づける」
7 (「きれいに」の形で)残りなく物事が行われるさま。すっかり。「―に忘れる」「―にたいらげる」
byコトバンク様【https://kotobank.jp/】

日常的に使われる綺麗って言葉は恐らく上記の中で言えば1か2なんだと思う。
「〇〇ちゃんは綺麗だね」、「あの花綺麗だね」
視覚から得られる情報を元に発せられてることが多い

だからなのかもしれない
「綺麗になりたい」
「綺麗にならなくちゃ」
「綺麗でいなくちゃ」
目標にするにはいいかもしれないけど度を過ぎ強迫観念と化したらある種危険な言葉たち

美人とかかわいいとか綺麗とかの定義の中には暗黙の了解みたいに「痩せていること」が組み込まれている気がしてる。
右見ても左見ても「痩せなきゃ」って言葉が飛び交ってるような感覚

今回使用させていただいたお花の写真、とても綺麗でしょう
例えばこのお花に自我が芽生えたとして痩せなきゃ、綺麗にならなきゃっていろんな制限をして栄養不足になっていくとする
するとみるみる覇気がなくなりしまいには枯れてしまう
果たしてそれでよかったのか

「美しかったもの」がそうでなくなる可能性すら孕んでいる

わたしはちょっとした摂食障害だ
痩せることを過去お付き合いしていた人に半ば強いられていた経験
「女が50kg超えはありえないでしょ」
って言葉を聞かされ続けてそうなんだ、食べないようにしなきゃとか思ったりした
もう一つ大きな要因としてこれは別に話すと思うけれど養父に女として見られてしまって可能な限り女性と離れた体型になりたかった

そのくらいでって思われる可能性もないとは言えないだろうけど当時のわたしにとっては死活問題並みに辛いことだった

結果として極度に食べない生活をしてぼろぼろになった後、反動で過食をしてしまった
その事実に恐怖して無理やり吐いてを何度も何度も何度も繰り返してきた
心療内科にはそのころから現在に至るまで通っているけど今でもたまに吐く

その度自己嫌悪し泣いてつらい気持ちになって
吐いてしまった食べ物に申し訳なさすら感じる

忘れたい過去ほどアロンアルフアでくっつけましたか?ってくらい剝がれない
なぜなのか
でもそれはそうか、深くナイフで突き刺した傷跡が残るのときっと同じで見えない深い傷が心にあるんだから

強迫観念はこわい
私が行っていたのは「強迫行為」なんだと思う
不合理だとわかっているのにやめられない
今でこそこうして少しずつではあるものの客観視できている
ただ、当時は盲目だった
「異常」と言われても関係なかった

こんなにしんどい思いをする人が少しでも減ればいいのに
何もできやしないけど思うことくらいはできるし思っとこ

この季節、心も体もしんどくなりやすいので
じぶんのことを一日一回ほめています
今日は「お仕事してえらい!」と褒めお風呂でほっと一息つきたいと思う

六月もおりかえしなので生きていきます

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