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安全装置を着けようと、やっぱり児童の”車内置き去り”は起きた

今年の4月7日。
noteで、

送迎バスの置去り防止安全装置の義務化って・・・装置でなく、人の問題では?

という記事を書いた。

そして、3か月後の7月14日。

予想通りの、児童の”車内置き去り”が起きてしまった。

園バス男児降ろし忘れ 所沢 乗せたまま別ルートへ

埼玉県所沢市北野の認定こども園「所沢第六文化幼稚園」で今月14日朝、年少クラスの男児1人が登園時の送迎バスに取り残されていたことがわかった。園到着後、バスは寝ていた男児を乗せたまま別の通園ルートの園児の迎えに出発。冷房が利いていて男児は無事だったが、報告を受けた市は21日、同園を厳重注意した。バスには置き去り防止の安全装置があったものの、稼働していなかった。運営法人によると、バス(39人乗り)は14日午前8時40分頃、25人の園児を乗せて同園に到着。運転手と添乗職員の2人は園児全員を降ろす予定だったが、降車時に十分なチェックをせず、後方で寝ていた男児の姿を見落とした。バスは2分後に別の通園ルートに出発。このルートで乗車してきた園児が寝ている男児に気づき、職員に知らせた。園児はふだんの2倍の45分間乗車していたが、体調不良はなかった。ただ、同園からの報告を受け、運営法人は18日に保護者に謝罪。市には21日に報告した。気象庁によると、同市の14日の気温は午前9時で24・5度。同園側から事情を聞き取った市は「園児を降ろし忘れることは絶対にあってはならない」(保育幼稚園課)とし、市内の全保育施設・幼稚園に近く注意喚起を通知する方針だ。一方、今回のバスに取り付けられていた安全装置は、エンジンを切らないと作動しない仕組みだった。熱中症対策で冷房を稼働させるため、バスは別ルートに向かうまでの間、エンジンをかけたままで、最初の降車時は装置が機能していなかった。安全装置は今年4月に設置が義務づけられた。こども家庭庁の調査では、埼玉県内の幼稚園や保育所など1081施設で運行されている計2966台のバスの68・7%(2039台)は6月末までに設置が完了(見込み含む)し、全国平均の55・1%を上回っている。しかし今回、装置があっても置き去りは発生した。「確実に防ぐには、人為的なミスの防止徹底も必要だ」(県幹部)との指摘もある。

出典:読売新聞(2023年7月22日)

残念ながら、ボクの予想は的中しまった。

「無事だったから良い」という問題ではない。

何億円の税金を投入しようと、しょせん機械では防げないのですよ。

結局は、人が確認する。これがすべての原点。

あたり前の、ことである。



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