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ウィズコロナを乗り切るための切り札“ ふれあいのメソッド”Vol.1

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 自律神経系を調える呼吸法や座禅。
 免疫系・ホルモンにアプローチし機能向上を図るハーブやアロマ。
 そして、それらを駆使した自分磨き。
 今は正に、自分磨き、趨勢の時代と言えるでしょう。
 現に、数多の女性達が、キャリアアップを目指し、あるいはストレス耐性を強化するために、もちろん生来の美を輝かせるためにも、それなりの資本を投入し、自分磨き~セルフケアに励んでいらっしゃいます。そこに到来したウィルスCOVID19によるコロナ禍。それは一つの警鐘と捉えられるかもしれません。

 わたくしは、仕事のスローガンである“元気でキレイ”を、このコロナ禍においても維持しつつ発展させるために、サロン経営・大学講師・美容業界におけるクライアントと様々な情報共有をはかってまいりました。そしてそれらを通し、今後自分自身が何をテーマにし、どう伝えるべきか。明らかになってまいりました。

 結論としては、従来の自分磨き~セルフケアのアプローチだけでは、このコロナ禍に対抗する力が弱く、従ってさらに対抗する手段としては、人間という種の原点に戻り、心から信頼おけるパートナーとの、“ふれあいのメソッド”を実践することに他ならない、と確信した次第です。これは特に日本において、急速な核家族化の現代における命の希薄化と、人間関係を基因とする痛手~DVやネグレクト等の記憶から逃れ言語機能による解毒の方法が定式化されていない現在、手段として、信頼のおけるパートナーとふれあうことがもたらす効果が、最も速効性と即応性を持ち傷ついた心身を快癒に導く手段であるとともに、不倫やセックスレスが文化の如く、否定的に、あるときは好奇心を満たすツールとして流布されるトレンドに対抗し、その状態を解消する手段として作成したメソッドの効果に合致するものでありました。

 はっきり申し上げましょう。
 コロナ後の時代には、それらが基因する問題に対して、自分磨き~セルフケアだけでは対抗できません。
 なぜなら、自分磨きだけではもたらされる効果が、あまりに限定的で弱いから、です。そこには、本来あるべき人間としての特性とも言うべき、人と人がかかわることでの相乗効果が無いことが、その所以に他ありません。鍵となるものは、親子、兄弟姉妹、夫婦を含むパートナーたちとの通路の在り方。そしてパートナーたちとの通路の回復です。人間はいわずもがな、人間という文字(もんじ)の通り、人と人との関係性を強固にし、或いは連携して問題に対処し、その問題を解決することで繁栄してまいりました。この繁栄の基盤は、繰り返しますが、他種と比べ異次元とも言える、関係力の強化力の連動~いわゆる組織力によって力を発揮してきたという種の特性がありました。
 ですから、自分磨きでは到底到達できない次元に到達するためには、そしてその恩恵を自らの美に還元するためには、パートナーたちとのつながりの回復と強化に他ならない。一夫一妻制が定着した現在、それはパートナーとの関係性による相乗効果に他ありません。その充足が溢れて初めて、溢れた分を他者に還元できるのです。そこが枯渇する悲劇。ネグレクト、虐待、自傷の基因たるもの。それらの基因から受けた傷の痛みをポストトラウマティックグロース的効果で快癒させ、その方法を伝承するには、自分磨きでは到底至らない。それを解決する目的と手段、それが、“ふれあいのメソッド”であるのです。

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 言語野の局在という遺伝的な変異により、獲得した意識の定着と記憶の発現により脳とう構造がもたらす心のはたらきという機能は、実は自分という存在の全てのように錯覚しますが、意識でコントロールできる世界は氷山に例えてみれば、海面の上の出ている僅かな部分で、意識でコントロールできない、遺伝子に制御される無意識の世界、いわゆる身体がコントロールする世界こそが、海面の下に、たおやかで豊潤に広がる膨大な体積の世界である訳です。その膨大な世界へのアプローチの、なんといっても強みは、速効性がある、ということ。つまり、すぐ効く、すぐ効果が図らせるということに他ありません。われわれが確立した“ふれあいのメソッド”の大きな着眼点に、その人という種の特性と、それがもたらす効果が挙げられます。

 ウィズコロナの時代に対抗する力を得るためのツールとしいて、人間という種が持っている性質を活用するべく確立した“ふれあいのメソッド”。
 次回からの連載は、様々な研究によって明らかにされたエビデンスも紹介しつつ、その具体的な方法をお伝え致します。

 乞う、ご期待。

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