講義

人生を最適化するための「線引き」方法(仕事、友人、恋愛、論理思考)


あなたの悩み、私なら秒で解決できます

はいどうも、人生を最適化する達人、元東京大学非常勤講師、とつげき東北です

最近、広く人生・仕事・転職・友人関係・恋愛・論理・一部学問の相談を時給2~5万円程度で行っている頭脳ドカタでごわす! どすこい!
最近解決した案件の例は、以下の通り。

・5万円/20分での人生相談(5万円)
・某ベンチャー一流IT企業社員の方からの世界情勢等勉強会(5万円)
・医師の方からの仕事相談(2万円)
・外資系コンサルタントの方からの仕事相談(2万円)
・職場の昇進面接対策相談(3万円)
・仕事相談(3万円)
・2/hでの転職相談(4万円)
・税理士さんから「稼ぎ方、その思考過程」1時間相談(4万円)
・家庭崩壊している中、学歴ないけどどうすればいいか相談(2万円)
・要介護の知的障害者の父とどう付き合うか、自分の事業は(2万円)

申し訳ないけど、みなさん、才能はあっても、その使い方とか戦略の立て方が洗練されていないんですよ。

例:
一流大学に入るための勉強は並々ならずやった、それは本当にすごい。
ところが、就職の面接となるとガシガシ落ちている。
私が面接練習をしてみると、見事に「これ絶対落ちるわ……」って感じで、面接の受け答えの練習を全然できていない。私が指導してあげると、すぐに内定を取ってきたりする。
あんた受験勉強そんなに頑張れたのに、なんで面接練習は人並みなんだよ!!
(私は100倍程度の面接4つ、全て合格しています)

ある「目的」を決めて、「そのための障害や抑えるべきポイントを即座に見つけ、最短ルートで行く方法を数パターンすぐに考えつく」練習を人生において、しまくってきたのが私です。
だから、私個人には大した能力がないのに、色々な人脈こちらは記載時点でIQテスト世界記録保持者の幸田さん、METIQ代表)を幅広く揃えてビジネスにできるわけです。

パターン化

「友人関係でうまくいかない、弱気になってしまう(orみんながなぜか離れていく)」
「何人かの異性と付き合ったけど、どうしても性格が合わない。どうすれば良いのか」
「本来はウチの部署でする業務じゃないのに、ずっと自分がやらされている。断れないだろうか」
「恋人と同棲をはじめた。相手に電気を消し忘れるクセがある。すごく気になって、ケンカになってしまう」

適当に並べてみましたが、みなさん、こんな悩みをお持ちのことが多いです(もっと深刻な、ここで言えない犯罪に巻き込まれそう案件などもあります)。

実はこうした悩みのほとんどは、「線引きがちゃんとできていない」という「線引き問題」によって引き起こされています。
「悩む」というのは「どうすればよろしげか」を考えている状態です。
「どうすればよろしげか」は、判断基準を事前に複数用意できていれば、本来、そんなに困るものではないです。

結論から申しますと、これらについては「クソみたいに厳密な線引き」を行うことで解決することが可能です。
線引き問題について、語っていきます。

『線引き』って何の?

自分がある行為Aをやるとき、どこまでが自分の権利で、どこからが自分の義務かを「線引き」することです。まずとっかかりとして、厳密にキッカリ線を引く場合だけで考えます(本当はもっとソフトにすべき場合もありますが、後述します)。
「本来はウチの部署でする業務じゃないのに、ずっと自分がやらされている。断れないだろうか」
であれば、「どこまでが所掌業務で義務なのか、どこからはやらなくて良いのか」を知っているか(線引きできるか)どうかで、対応は自ずと決まってきます。
この場合、「所掌している業務」をしっかりと把握しているか否か、そこが線になると理解しているか否か、です。

これがちゃんとできていないと、なんか「自分がやる業務じゃないのに、やらされている!」とかいう状態になるものの、「なぜそう言えるか」の根拠がつけられず、なんかこう、あいまいな気分で残業したりしなかったりする状態に陥ります。めっちゃ損。

しんどい残業をすれば、端的に損です。しんどいからね。
もっとも、入社1年目で権利のギリギリまで線を引くと、それはそれで損することがあるので、そのあたりはおいおい述べます。

とにかく、「どこにどんな線を引けば最適になるか」ということ(戦略)そのものを、多くの人は考えてすらいないのが現状です。

常識や道徳で線を引くな

本論に入る前に、これだけは言っておかなければいけません。

絶対に、何がなんでも、「常識」・「道徳」・「風習」で線を引くな、ということです。

さっきの例だと、「入社1年目なら、常識的にいって、しっかり残業していくべきだ」無条件に(考えもせず)なるやつです。
これは他人の目を気にしながら生きてきた「常識人」がよく陥る誤謬であり、かつ、頭のいい人なら酔っ払っていても絶対に陥らないミスです。
常識や道徳、風習なんてのは本当にどうでもいいものなので、速攻捨ててください。

常識等に基づく「線引き」は、しばしば法令や規則等の「社会的に正しいとされる線引き」とずれます。
たとえば何か失敗をした部下に対して叱るとき。
少し古い常識や道徳では「厳しい指導も時には必要」「愛のムチだ」といった線引きが許容されるのかもしれません。しかし、現在のコンプライアンス重視の状況では、叱責の内容や状況によってはパワハラ認定されたり、名誉毀損罪や侮辱罪が成立します。
法廷に立つ時、常識・道徳はあなたを何ら守ってくれません。

そういえば最近、SNS上で「とつげき東北が33歳の頃、16歳の女子高生と付き合っていた」という話題が出たとき、「とつげき東北は性犯罪者だ」というツイートが多数出始め、多いものは800以上RTされました。
「33歳が、16歳の女子高生と付き合う」こと自体は、それ単体では何ら犯罪の構成要件を満たしません(健全なお付き合いであったこと、親の同意書も取り付けたこと、今でも仲の良い友達であることなども説明しておりました)。
しかし、「とつげき東北は性犯罪者だ」というツイートを、何らかの道徳的信念に基づいて行うと、名誉毀損罪の構成要件が満たされ得ます。

これは典型的な「線引きのミス」です。
相手は違法なことをしていないのに、法令より自分の常識や良心を優先したがために、自らが犯罪者予備軍になったものです。
たかが「ネットを利用する」場合ですら、「ここまではできる権利」と「ここからはできない部分」との線引きが超重要なのです。私が本気で被害届を出したり、民事訴訟を起こしていたら、彼らはほぼ確実に損害賠償請求させられていたでしょう(私はその程度の裁判なら弁護士なしでチョチョイでできます)。

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また、常識や道徳で線を引くと、自分の考えで線を引けなくなる=主導権を失う点も問題です。
すごく大きな損失(違法な長時間労働、恋人からの暴力など)が出ている状態でも、常識・道徳の線引きでは例えば「それくらいは耐えるべき」とされることがあります。
そんなものなのかな、テレビでもやっていたな、と「他人の線引き」に任せてしまうと、常識・道徳の「教え」を守るしかなくなり、キチガイのような判断をしてしまいます。
違法な長時間労働等に対して、「たたかう」や「にげる」が選択肢に上りません。

逆に、事前に自分で線引きができていれば、「警察に通報しよう」「弁護士に相談しよう」「転職しよう」「別れよう」といった選択肢が出てきます。
たとえば恋人からの暴力なら、「理由はどうあれ、一発でも殴られたらそいつとは別れる」事前に線引きをしておくわけです。
そして、「それを更に上手くやるにはどうしたらいいのか?」という次のステップにも進めます。具体的には、後腐れなく別れるには? 警察に通報する際に知っておくべき法律は? 転職面接はどうやると通りやすい? などなどです。

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