大量生産、大量消費の資本主義に対する自分なりの答え

きたみらい温根湯の金融では積立NISAの取り扱いは無かった。本店にも多分無いんじゃ無いかというお答え(JAバンクの金融商品には記載されている)(;・∀・)
どうやら都市部のJAでは扱ってるらしいが、元々農業だけで食べていける経営をしている地区では金融商品を導入するメリットが無いと考えられていて資産形成の考え方自体が違うみたいだ。
投資信託やらNISAとか細かい事考えず酪農家は乳だけ搾ってろ!と言われているような気分になったが、まぁ、お小遣いの範囲内で別口座開設して楽天とかが扱ってる金融証券を運用すればいい話なのだが。

そもそも年金だよりの老後の不安感、後継者不足、事業拡大による労働力増加や投資額の多さから将来に不安を持つ人って結構多いんじゃないかな?
これを酪農や農業一本で乗り切るって資本主義社会の原理において結構シビアだと思う。規模のデカイところはまだいいとして、小規模生産者の生き残り方って今ある基礎基盤の「価格の安定」がぶっ壊れたらどうなると思う?
僕は、「絶対にそんな事は起きない」という考えより「そんな事が起きたときの為のリスクヘッジ(逃げ道)」を考える。
起きなかったら取り越し苦労に終わるだけで、準備してる方が確信は無くともまだ安心感が持てるというもの。
人に対し不安を煽りたい訳でも自分が絶対に正しいから周りの人もそうしろ!と自分の価値観を推し薦めたい訳でもない。お金の事、経営の未来の事、家族の将来の事を「考えて議論し知識を深める姿勢」が一番大事なんだと思う。

今ある仕事を一生懸命やる事は素晴らしい事だ。しかし、そればかり気を取られて足元ばかり見ていては道が急に無くなった時、何も出来なくなる事が一番恐ろしい事なんだと僕は思う。だからこそ経営者は今出来る最善だと考える選択を(規模拡大や事業投資等)やっていくのではないだろうか?
何が正解なのかはその道を進んだ先にしかわからない、ただ一つ間違いのないとすれば「今の世の中は確実に生き方の多様性が求められている」ことだ。

これが今の資本主義に対する自分なりの答えだと思う。

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