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国民民主党 大阪府連 参院選ボランティアスタッフ“あおき”とは何者!?~大学院編~

“あおき”です❗
皆様、お疲れ様です😊
note4発目の投稿は「“高校編”⇒”大学編”」に
引き続き【大学院編】です。

学部卒業後に更に研究を極めたい想いから
“甲南大学大学院 自然科学研究科 物理学専攻”
に内部進学(修士課程)をしました。

学部時代の研究ではSPring-8にて
大阪大学基礎工学部 電子物理科学科と共同研究を行っていたので
大阪大学基礎工学部によく通っていました。
当時は“菅研究室”でしたが

現在では世代交代をして、"関山研究室"になっているようです。



学部時代から扱ってきた“放射線”を使って
大学院では“放射線ガン治療”に関する研究をしたい
と私が希望するように至り
大学院に籍を残した状態で
千葉市稲毛区穴川にある
“放射線医学総合研究所”
で放射線ガン治療に関する研究をするために
千葉市稲毛区に単身移住して、実習大学院生
という立場で研究所の物理工学部で2年間
放射線がん治療に関する研究をしました。

現在は
“放射線医学総合研究所 物理工学部”
という名称から組織再編が成されて
“量子科学技術研究開発機構
  量子医科学研究所 物理工学部”
になっているようです。


放射線ガン治療の中でも量子医科学研究所
が保有している
医療加速器施設(HIMAC=Heavy Ion Medical Accelerator in Chiba)
では炭素イオン線という放射線を用いてガン治療をしています。
(陽子線を始めとした各種イオン粒子線治療も
していた記憶はありますが
治療効果が最も高い粒子線が炭素イオン線で
あるために量子医科学研究所では
炭素イオン線治療を中心に実施しています)


従来のX線・γ線を用いた放射線治療では身体表面付近でしか
治療が出来ませんが(皮膚ガンなど)
炭素イオン線を用いると身体深くで治療できる特性があるため
内臓に関するガンも治療可能です。
( 粒子線治療で根治できるガンは以下の通りです。
粒子線の特性上、中が空洞の臓器に対するガンは
原則的に対象外です [ 消化器系ガン ] )

消化器系ガンは外科手術に優位性あり


内臓に発症したガンは外科治療で摘出することが多い日本ですが
手術でガン病巣を摘出して無事に治療が完了しても
摘出した内臓は欠損する訳なので治療後の患者さんの
生活の質(QOL)は著しく低下する可能性があります。

外科医はガンを治療して命を助けてくれても
臓器を失った患者さんの残り人生に責任を
負ってくれる訳ではありません。

その点、炭素イオン線ガン治療では摘出することなく
ピンポイントでガン細胞だけを倒すことができるので
理想的な根治治療です。
ピンポイント狙いが可能ということは裏を返せば
正常細胞に炭素イオン線を極力照射しないので
放射線被爆による二次的な発ガンの可能性はほとんどありません。


私が研究していた当時は15年前なので
現在では炭素イオン線だけでなく陽子線(水素イオン線)を
用いた粒子線治療施設が日本各地に出来上がっており
実際に沢山の治療実績を上げています。
(一般的に粒子線治療は陽子線治療/重粒子線治療
に分けられています。重粒子線の1つに炭素イオン線があり
治療効果が最も高く正常細胞に影響を極力与えずに
ガン細胞のみをピンポイントで治療が可能です。
陽子線治療施設の方が技術・費用負担の両方で
ハードルが低いため
炭素線治療施設:6箇所/陽子線治療施設:18箇所
という建設状況です。)


近場では大阪城近くに
“大阪重粒子線センター”
“大阪陽子線クリニック”
があります。


話は私の大学院・研究所時代に話は戻ります。
研究テーマは
“Geant4シミュレーションを用いた
次世代3次元放射線ガン治療検出器の高度化”
という内容でした。
内容は長くなるので割愛します。
興味がある奇特な方は直接聞いてください。


大学院は物理学専攻であり、放射線ガン治療は
医学物理学専攻の領域だったので
所属している物理学専攻から
放射線医学総合研究所で研究するというルートは
そもそも存在していなかったので
研究所に対して教授の紹介はありましたが
ほとんど独力で研究所では開拓していきました。
楽しくもあり、苦労も沢山ありました。

研究所での研究実績を大学院側に理解して
もらうために千葉から神戸まで研究所の
指導教官に足を運んで頂いて
私も共に大学院側に説明をしましたが
色々と理解が得られないことも多かったです。

そういう大人の事情も絡み合った結果、  
希望していた炭素イオン線を用いた放射線ガン治療に
関する研究は出来ましたが
大学院物理学専攻 修士課程を修了
することが出来ませんでした。

修士課程修了予定の3月まで大学院と交渉を
しましたが、もう1年やってくれという希望が
あったりなど大変な状況でした。

また、内定を頂いていた会社に事情を
説明したところ、修士課程は修了することは
出来なかったけれど
研究以外の全ての講義の単位も取得済みであり
研究もしっかりやってきたとご評価を頂き
内定取消にもならずに入社できるということも
あり、大学院修士課程を単位取得退学しました。

出来ることは必死にしてきたつもりでしたが
最終学歴は大学院修了ではなく大学卒業です。

物理学専攻に籍を置いているにも関わらず
研究所とのパイプもないにも関わらず
私の希望で研究所で研究をすることにした
私が招いた問題も少なからず
あるかもしれません。

後悔がないといえば嘘になりますが
そんなこんなで学生生活が終わり
新卒扱いで内定を頂いた会社に
新社会人として勤務することになったのでした。

長文になりましたが
【大学院編】はこれで終わりです。
千葉から東京にたまに遊びにいったりしたときは
大都会"東京"を楽しみました。

次は【社会人編】の予定ですが
社会人は長いのでどうやって書こうか未定です。
もしかしたら
"社会に対して感じていること"
"政策・政治・法律"
に関して記事を投稿するかもしれません。

それではまたの投稿でお会いしましょう!!!


国民民主党 大阪府連
ボランティアスタッフ
あおき

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