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『読みたいことを、書けばいい。--- 人生が変わるシンプルな文章術』田中泰延著を読んで、ベートベン第九を足がかりに、クラシック音楽という広大な海に船出しました。

あいかわらず、貼り付ける画像がイケてません。

「読みた 書けば」???

縮小して貼り付けるか?


さて、田中泰延(ひろのぶ)さん初の著書とのこと。

すみません、存じ上げていなかったので、誰なんだろこの人、と思いつつ読み始めました。

自己紹介として、本中で今まで書かれた記事を紹介されていますが、とりあえず以下の記事を読んでのけぞりました。

ベートーヴェン『第九』【連載】田中泰延のエンタメ新党
https://www.machikado-creative.jp/planning/21673/

第九って70分前後だそうです。

クラシックの曲を70分間聴くなんで絶対無理って思っていました。

が、この記事を読んで、じっくり70分聴く気満々になってしまいました。

個人的には、飴玉でも三輪車でもバーベルでもマスクでもワクチンでも、紹介するからには、読者に「おう、舐めよう/乗りこなそう/挙げよう/着けよう/打とう」と思わせたい!と考えてしまう自分がいます。

この記事を読んで、文章に打ちのめされました。

まさか自分が、第九を聴いてみようと思わされしまうだなんて、すごい。。。

帰宅後この記事を再読して、1万人で大合唱の部分を読み、動画を観て、猛烈にテンションが上がって、猛烈に走りたくなりました。

なので、ジョギングをしながら第九を聴いてみました。

ジョギングは月2-3回5km弱ずつという程度なので、くたびれてしまい、第九どころではなかったので、また室内でじっくり聴いてみることにします。

ここ最近クラシックに興味が出てきて、スポティファイでクラシックを聴くことが増えました。

Kindle Unlimitedで「クラシックの楽しみ方」的な本を片っ端から読む、という選択肢は出ていたのですが、いまいちその一歩が踏み出せませんでした。

複数の指揮者だったり、一人の指揮者の年齢別の第九を聴き比べたり、「趣味は第九です。」と言えるようになりたい!!!と心からの欲望を感じています。



正直クラシックを聴いても、「いいなー」程度で感動は出来ないのですが、なぜ今クラシックを聴き始めたのか。。。

・まず幸せを感じる時間を増やしたかったから。

・人生100年時代、運良く80歳まで働けたとして、残りの20年をどう楽しむか。

ラーメン二郎の麺半分を完食・バーベル60kgをクリーンで挙上・1500m完泳・フルマラソン完走出来る100歳を目標にしていますが、万が一身体を壊していても楽しめる何かが欲しい。

・「蜜蜂と遠雷」の映画を観て、ひさしぶりに小説も再読して、人がこれほどまでに感動できるものに対して、自分はそれほど感動を感じることが出来ないのはもったいないなーと思った。

・小説か何かで、登場人物が曲を聴くと頭の中に壮大な建築が構築されるイメージが湧く、という描写を読んで激しく憧れた記憶がある。ハンニバル・レクターだったかな??

・数百年の歴史を経てもなお、人を楽しませ続けるその魅力を少しでも分かりたいと思った。


まあ色々な理由からクラシックに興味を持ちましたが、クラシック音楽というくくりがあまりに壮大過ぎて、知識の収集に踏み出せていませんでした。

「いや、知識の収集って変でしょ。音楽は聴けばいいんだよ!」というツッコミが聞こえてきますが、気にしません。

ストレングスファインダーでの私のストレングス第一位が「収集」なんです。

「知りたいと思ったことに関する情報を収集すること」

コレ自体が私にとっての快楽なんです。

いまちらっと「ハンニバル・レクター クラシック」でググったのですが、もう強烈な快感に襲われました。

「羊たちの沈黙」でレクター博士は、獄中からバッハの《ゴルトベルク変奏曲BWV988》を差し入れろ」言うそうです。

グレン・グールドって天才ピアニストが弾いたものがお望みだそうです。

グレン・グールドさんって、いろんな意味でぶっ飛んだ天才で、夏目漱石の「草枕」が愛読書だそうです。

で、村上春樹もグレン・グールドファンとな。

いやー、すごい時代ですよね。

机の前にいながらにして、グレン・グールドが弾くゴルトベルク変奏曲を聴けちゃう世界なんですね、今は。

ええ、もちろんポチりましたよ「草枕」、Kindleで無料版が手に入りました。

あー知識の収集が楽しくて仕方ない。


クラシック音楽、広大な海が広がっていますね。

まずは、ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲『交響曲 第九番 ニ短調 作品125』という一曲から、その海に踏み出してみます。

歓喜の歌を合唱するってのもすごく惹かれますし。

あー、「クラシックについての素人が、第九を心から楽しめるようになるなるのか?」的なシリーズをだらだら書くのも面白いな。

未経験の人がその分野について興味を持って、調べたり、学んだりする過程を読むのが、私は好きなので。

よし、これもだらだら書いていこう。


『読みたいことを、書けばいい。--- 人生が変わるシンプルな文章術』の読書感想文としては、

・クラシック音楽という新たな世界に船出することができた

・自分が読みたいことを書けばいいや!と思えて、自分が読みたいことをだらだら書きはじめた

と、こちらの本を読んだことで、私はこれからの人生100年時代に自分を幸せにしてくれる可能性が高い、二つの行動をとることが出来ました。

いやー、文章って人を動かすんだなーと思わせてくれる本でした。


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