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【140字小説】そして俺はいなくなった(140文字)

「部長、逃げて」

真紀が胸を刺されていた。

部員が10名いたのに俺だけになった。

俺たちのサークルはホテルに招待された。

何者かに部員が殺されていった。

恋人の真紀も玄関で犠牲になった。

ホテルの庭を全力で走った。

突然、俺は深い穴に落ちた。

上を見上げた。

9人の部員が俺を笑って見下ろしていた。


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