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オーケストラの再現の練習 ローグライク(仮)

今日は朝から大忙しだったので作業はあまりできなかったが、試したかった音楽作成ソフトの Logic Pro X の機能の勉強をした。
本当にあまり時間がなかったので、今回の日記は当然のことを長々と説明するおさらい投稿になる。

DAW の役割と MIDI とソフトウェア音源

ソフトウェア音源(かつては MIDI 信号を受け取る音源はハードウェアだったので、アプリケーションやプラグインなどで提供される音源は、対してソフトウェア音源と呼ばれる)を扱うときによく用いられる MIDI という信号はこのように上から順に命令で記述できる。Logic Pro X などの DAW ではこの信号の羅列を記録・書き込みしてソフトウェア音源に指示を与えることで演奏する。なお、DAW は録音した音声を用いることもできるが今回は登場しない。

このリストは1行ずつが音符になっている。このままだと見づらいので、下のように楽譜にしたりピアノロールで閲覧・編集する方法が用いられるのだが、それだけだと細かい奏法を編集することが難しい。

そこで先程のイベントと呼ばれるリストで編集するわけである。この方法は MIDI を直接編集することに非常に近い。ちなみに MIDI とは電子楽器や音源の通信規約なのだが、ここではソフトウェア音源を使っているため機材的には1つに収まっている。

今回このイベント編集で音符ごとに奏法を変更するやり方を学んだ。例えばバイオリンやチェロといった弦楽器では大雑把に言えばレガートやスタッカート、トレモロといった奏法があり、これらを音符ごとに切り替えて音源に指示を与えるようにできるのだ。音源はそれを理解し、チャンネルに指定されている楽器の音をどのように再生するかを判断する。

試したのは、初めて購入したオーケストラ総譜のなかの一番好きなドヴォルザークの交響曲第九番第四楽章の最初の部分の弦楽器パートのみ。このパートはスタッカートが使われており、試すのにもってこいだった。

その音声を SoundCloud にアップロードしているので聴いていただける。楽譜通りに入力しただけなので整いすぎて硬いが、音色(おんしょく)だけを聴けば、現実に演奏している様子が思い描けなくもない(だいぶ遠いけど)。よりリアリティを追求するためには音符の強弱を表すベロシティや、音がなっている最中にも音量が変わるようにボリュームを用いてクロスフェードする、テンポを変化させるなど、単なる音符を貼り付けるだけではない工夫が沢山必要になってくる。

このプロジェクトで作ってきた音楽もオーケストラが利用されているのだが、細かい修正のフェーズに入りつつあるので、このような手法を学んで活かせるようにしたい。

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