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ローグライク(仮)プロローグ曲と演出

GarageBand という macOS に無料で入っているデジタル・オーディオ・ワークステーション(DAW)を使っていくつか即興を録音しながらプロローグの演出を思い描く作業をした。

ゲームシステムとは違って、プロローグなどの物語部分の作者の意図と表現方法の差異を説明するのは作品的にネタバレになってしまうので日記に綴りづらいところではあるが、少しだけ紹介しておこうと思う。

このゲームにおける主人公はゲーム本編のプレイアブルキャラクタである。彼はプロローグで登場しないつもりだった。今もその方向で考えている。なぜプロローグには登場しないかというと、彼は悪魔に囚われ奴隷となり牢獄で息絶えた者で、神の奇跡により復活するからだ。しかし、こうすると主役不在のプロローグとなってしまい、視点が登場人物ではなく物語を眺める傍観者か語り部となってしまう。なので最初は紙芝居(絵本)にしようと考えていた。

また、その本は過去の史実を絵本にしたものを想定していたのだが、ボリューム面から過去の部分を取り除くことにした。

過去がなくなり、主役も居ないまま人形劇になったことで語り部視点の演出に少し問題がでてきた。この状態の演出のアイデアがなかなか煮詰まらないことだ。仮に作っていたプロット上は次のようになっている。

(人々は平和に暮らしていました。)
(突然、魔物が襲いかかってきて町が焼かれてしまいました。)
(悪魔の塔が現れました。)
(兵士はすぐに城にいる王にそのことを報告しました。)
(王は兵をその塔に送りました。)
(しかし、兵は奴隷にされてしまいました。)
(3人の兵が脱走を図りました。)

どうしても、これを語り部視点で淡々と説明することしか想像できなくなってしまっている。今まさに起こっていることだ、という印象を与えられないのだ。どうしたらその問題を改修できるのか、まだ煮詰っていない。

仮に、主役を一人作ったとする。そうするとプロットと語りを少し変更できる。(語りではなく登場人物のセリフにすることも可能)

(主役は木を切る仕事をしにいく)
語り「***はいつものように薪を作りに森にでかけた」
(主役が木を切っていると町のほうから悲鳴が聞こえる)
語り「薪割りをしていると町のほうから悲鳴が聞こえた」
(主役が町のほうに戻ると、町が燃え、人々が悪魔にさらわれている)
語り「様子を伺いにいった***が見たのは燃え崩れる町とさらわれる人々だった」
(主役は急いで城の方へ向かい、衛兵に事の状況を伝える)
語り「町の近辺に居た衛兵はさらわれてしまったようだ。***はこのことを伝えるため急いで城へ向った。城の近くに居た衛兵に悪魔の襲撃を伝えた」
(所が変わり、城の偵察兵が悪魔の塔を発見する)
語り「一方その頃、城の塔で監視していた偵察兵が恐ろしいものを発見した。それは突然現れた禍々しい塔だった。」
(謁見の間で兵長は王に緊急事態であることを伝え、悪魔の塔に兵士たちを送ることになった)

ここで元のプロットの(王は兵をその塔へ送りました)へ戻る、という感じ。
このほうが今起こっていること、というリアリティが出てくる。しかしボリュームが大きすぎる。また主役が急に登場しなくなってしまい、彼は何だったのかという問題も残る。色々ごちゃごちゃしすぎている。

なるべくボリュームを絞ることができないだろうか。これが今衝突している問題だ。

なお、語り部視点だけでうまくできないか考えた結果、次のような画面を仮に実装してみた。これは紙芝居のときに使った枠で人形劇を切り取った絵。この小さな枠の中で人形劇を行う。語り部・傍観者視点を強調できると思ってだ。

下の方のスペースはメッセージ用。

作曲の進捗について

傍観者・語り部視点のまま行く方向で即興演奏の録音を3つほど行った。淡々と演出される状況変化のドラマチックな音楽は合わないのでオルゴール風の短調と長調が混ざったような曲だ。しかし大きな路線変更が可能性として残っているので、まだ曲作りも迷走中である。

体調と引っ越し進捗について

ゲーム制作とは直接関係ないが、時間を作ったり調子よく進められるかに影響することなので、今日もプライベートのことについて綴っておく。

体調は芳しくない。今は昼夜逆転になっている。不眠のため睡眠導入剤を飲んでも眠れず、また一度寝ると過眠してしまうため、お日様と同じサイクルで活動できなくなっている。ただ無職なので仕事への影響も心配しなくてよいし、役所などに行く予定も今は無いので時間的な縛りのない自由な状態だからそれほど苦痛ではない。起床後は3時間位の腹痛と胃痛、食後も同様の症状。ゲーム制作時間の殆どがこれによって削られてしまっている。

引越し作業については順調だ。まだ業者は決まっていないが1月末までに引っ越せば良いので日程調整もまだ急いでいない。段ボールは先に入手しているので梱包を先に進めてある程度梱包が終わったら業者に見積に来てもらおうと思っている。日常生活の必須品とゲーム機以外を梱包し、残りも梱包できない家具ばかりが残る状態にしようと思っている。1日2箱くらいのペース。

ゲームを作ることがライフワークになっているのにそれ以外の問題でゲーム制作時間が削られるのは悔しい。

今日もまだ体調改善してゲーム制作に着手し始めたばかりなので、もう少し作業して梱包も進めようと思う。

応援してくださると嬉しいです。よろしくお願いいたします!