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2018年12月の記事一覧

[全文無料: 小さなお話 003i] 聖(きよし)切れ端

[全文無料: 小さなお話 003i] 聖(きよし)切れ端

※萩尾望都『一度きりの大泉の話』について、ふろむだ氏が紹介記事を書いている。
https://note.com/fromdusktildawn/n/n062d863a6358
「他者の作品が自分の作品の盗作だと、過剰に思い込んでしまう作家の心理」、「自分の作品が盗作だと疑われたときの、作家の驚きと傷つき」について、よく記述されているので、参考としてこちらにアドレスをしるしておきます。
☆萩尾望都『

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往々径(こみち)に由(よ)って行く #切り取り自由律

人通りの多い道ばかりでなく、誰も通らないような小さな道を歩くのも、また楽しいものです。
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森鴎外「渋江抽斎」
https://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/2058_19628.html

[008]そのときぼくは風になった

[008]そのときぼくは風になった

その土地は、砂漠というには草木が生えすぎている。正確に言えばそれは半砂漠ということになるのだろう。その半砂漠の街と縁ができてもう八年になる。

インドにはたくさんの神々がいるが、男性神で人気があるのはヴィシュヌとシヴァの二人であり、ヴィシュヌは化身としてラーマやクリシュナの形で信仰される。また仏教の祖ブッダことゴータマ・シッダルタもヴィシュヌの化身と考えられている。……というような塩梅で、インドの

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