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5.6(77/89日目) モロッコから来たムスタファ

ランチ後、グラシア通りにあるイベリア航空の会社へリコンファームをしに行った。しばらく待たされて、カウンターの人にリコンファームをしたいと言うと

「その日程なら14か15日頃、マドリッドでしてくださいね。」

とのこと。少し早すぎたようだ。

一度ホテルに戻り一休みしたあと、この旅3度目となる床屋に向かった。その床屋は前から目をつけていた800Ptsの激安床屋。店の主人はアラブ系の人で、主人の友人と思われる部外者が頻繁に出入りしていたので、用心のために荷物からは絶対に目を離さないようにした。
前回に引き続き短かくカットして欲しかったが、今回もこちらの要求が通らず普通の髪型になってしまった。変な髪型じゃないだけましではあるが...。カットだけでシャンプーはなし。客もそこそこ入っていて思ったほど危険ではないようで安心した。 

ペンションに帰り23時頃、夕食を食べ森崎さんの部屋で学校給食の話などの雑談していると、誰かがノックしてきた。
ドアを開けると、そこには今日ペンションの住人になったというアフリカ系の男性が笑顔で立っていた。キョトンとしていると、

「君たちの話、声が楽しそうだから仲間に入れてもらいたいと思ってノックをしたんだ。」

みたいなことを言っている。

彼の名前はムスタファ。モロッコの南の方からバルセロナにやって来たらしい。まぁ、怪しそうな雰囲気ではなかったので中にいれることにした。
無用心かと思ってしまいそうだが、どういうわけかこのペンションに住む人達の間には、皆知人か家族かというような雰囲気がある。
キッチンを共有して食べ物を融通しあったりしているせいなのだろうか。今のところ皆付かず離れず良い距離感を保っている。

それにしても、言語が違うのに話に混ぜて欲しいというのは自分にはない発想だ...。

ムスタファは、以前にもこのペンションに滞在していたことがあるらしく安田さんのことも知っていた。アフリカ方面の知識はほとんどないので内容が新鮮で、アラビア文字の書き方を教えてくれたり、ワールドカップのことについて盛り上がったりと話は尽きることはなかった。

日本語とモロッコ訛りの英語で3人で雑談は盛り上がったものの、時間は深夜2時…。もっとアフリカのことを聞きたかったが眠くなってきたので解散となった。

本日の出費

スーパー 1,500Pts 
Tシャツ 1,600Pts
床屋 800Pts

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