社会を前へ進めるデザインの力を広める|デザイン人材育成支援事業
金融機関を中心としたパートナー企業のDXを支援するMoney Forward Xでは、昨年からデザイン人材の育成支援事業を始めています。
これまでいくつかのプロジェクトを実践し、事例ができてきました。
デザイン人材育成支援事業の背景
「パートナーと共に、新たな金融サービスを創出する」というミッションをもつMoney Forward Xは、元々デザインコンサルティングの事業で、金融機関を中心としたパートナー企業との共創、User Focusを大事にしたデザインアプローチによって、多様なサービスづくりを実践してきました。
サービスづくりの経験から得られたデザインのナレッジを凝縮して、デザイン人材育成のプログラムをつくっています。
デザイン人材の育成支援事業を通じて、パートナー企業での本来のデザインの活用を支援することで、より良いサービスが生まれ、社会を前へ進められることにつながると考えています。
現状をより良いかたちにする活動であるデザインは、誰にとっても社会に貢献するために役に立つ活動です。
ものごとを構想する創造性、思い描いたかたちを実現する実践的な思考を含むデザイン能力は、人間の資質として誰もが持っていると言われています。
さまざまな「人」を中心に捉えて本質的な課題を探り、組織の壁を越えて価値を共創するデザインの考え方を、体験的に学べるようなトレーニングを提供していきたいと思います。
デザイン人材育成支援の基本アプローチ
Money Forward Xのデザイン人材育成支援の基本アプローチは、実案件のテーマを設定し、デザインの主要なアウトプットを体験するブートキャンプから始めます。その後、デザインプロセスの各ステップをレクチャーとワークショップを通じて、繰り返し実践していきます。
実案件のテーマを設定することで、トレーニングをしながら仮説としてのアウトプットができるため、トレーニング後にリアルなサービス開発の検討に役立てられます。
例えば、「旅行体験を豊かにするサービスをデザインする」という実案件のテーマを設定したとしたら、旅行体験についての調査、分析、旅行体験を豊かにするアイデアの展開、プロトタイピングをトレーニングの中で実践します。
その結果、旅行体験を豊かにするサービスのコンセプトができている状態になります。
仮想のテーマで取り組むこともできますが、参加者が実案件として推進していく意識を持つことで、より主体的に取り組めるためトレーニングの効果が高まります。
プロジェクトのスピードとクオリティを高めるための運営ガイド
デザイン人材育成支援のプロジェクト事例ができてきたところで、今後のプロジェクトのスピードとクオリティを高めるための運営ガイドをつくり、社内で共有しています。
運営ガイドは、トレーニングの運営をリードするサービスデザイナーのために、良いトレーニングにするためのポイントや、使う資料のテンプレートがまとまっています。
今後も事例をつくりながら、運営ガイドをブラッシュアップし続けていきます。
そんなMoney Forward Xでは、社会を前へ進めるデザインの力を共に広める仲間を募集しています。
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