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Glastonbury Festival'22 / グラストでの生活まとめ(保存版)

引き続き今年のグラストンベリーフェスティバルについて書いていきます。
今回はグラストでの生活に焦点を当ててみます。最大5泊6日滞在することになる広大なウォーズィファームでの過ごし方をまとめてみました。
もうこんなに細かくやらないかもしれない笑。ということで保存版です。

グラストの生活'22

項目ごとにいくつかのパートに分けて載せました。気になるものを見てみてください。

キャンプ

まずは最も重要なパート。
会場ではキャンプサイトが固まっているわけではありません。東西南北隅々までキャンプサイトがあるので、どこにテントを張るか、ある程度目星をつけておかないと、入った瞬間めちゃくちゃ迷うと思います。

自分でキャンプ道具を持っていく一般サイトから、レンタルテントがある専用サイトやオートキャンプサイトまでいくつかの宿泊方法があるので自分がどんな形で滞在するのかチケットを取った瞬間から考えましょう。

入口の地図前でガイドの人がキャンプサイトについてアドバイスしてくれます。
ここで空き状況もわかるので、はじめは聞いてみた方無難です。

メインライブが始まるのは金曜日からですが、会場自体は水曜日からオープンしています。僕が行った木曜日には既に埋まっているキャンプエリアもたくさんあったので、できるだけ水曜日から入ることをお勧めします。その方が下見も余裕を持ってできますしね。

今回も最も見やすかったポケットマップを使ってキャンプ地を説明していきます。テントマークがキャンプできる場所で、番号を振った箇所が写真から見たそれぞれの地点です。


❶:まずは自分のキャンプ地。前回と全く同じ場所に立てました。ここなら重い道具を持って歩き回る必要がなく入場30分でテント設営終わります。また帰る時もバス乗り場までたったの5分。ゲート近くで人もいて安全面も安心な方。ただその分どこに行くにも一番遠い場所です笑


❷:このあたりから真っ直ぐ左右にずっとキャンプサイトが続きます。ステージから離れていますがその分スペースはたくさんあります。


❸:ジョンピールステージ横。スペースはあまりないですがステージから近い。穴場かも。


❹:この辺りが真ん中の人気のエリア「Pennard Hill Ground」。


❺:さらに真ん中に歩いていくとこんな感じ。奥に黒くちょこっと見えるのがアザーステージ。近いですね。


❻:ピラミッドステージ後方もかなり人気です。坂になっているのでそれが気にならなければオススメです。


❼:アザーステージ裏もかなりの数テント張れます。ここで奥の方とか張ってよく迷わないで帰れるなって思いますけど笑


❽:南西の方のサイト。このあたりが最もスペースあります。この辺は草も結構生えてて、牧場感があり、あたりは何もないけどアルカディアとかパークはわりと近い場所です。

ここまでは一般的なキャンプエリアです。とはいえ出来ることなら荷物は軽く、なんならテントさえ持っていきたくないって方、グラストでもレンタルテントのエリアをちゃんと用意しています。ただこちらは入場チケットと別のチケットの購入が必要になります。

一般的なレンタルテントサイト「WORTHY VIEW」に今年から「STICKLINCH」というエリアも追加されました。そしてグラストのゴージャス担当、グランピングエリアの「TIPI FIELD」この3つがレンタルテントのエリアです。前述のようにそれぞれのキャンプサイトは入場チケットと別にチケットが必要なんですが、例年ここも争奪戦です。また入場チケット販売日とは別日に販売されるのでそれぞれのキャンプサイトページをよくチェックしておいてください。キャンセル待ちなどもあるので一度ダメでもそのページでよく情報を確認したほうがいいですよ。

宿泊施設についてのページ

❾:奥がWORTHY VIEWの入口。急坂を登ってここまで来るので道中は結構しんどいです。
➓:羨望の眼差しで通るTIPI FIELD。お高いだけあっていい場所にあります。


気候

気温は17・18度くらいでしたが、昼間は日光が差すと非常に暑かったです。ヨーロッパ特有のカラッとした差すような暑さですね。逆に夜や曇り時は涼しく結構過ごしやすいです。念の為長袖はあったほうがいいと思いますが、僕なんかは暑がりなので結局ずっと半袖で過ごしていました。また今年はご覧の通り雨予報が続いていたのですが、そのほとんどは曇りで、まとまった雨はほとんど降りませんでした。

現在地はGlastonburyよりも「Shepton Mallet」の方が正確な地点です。


お金

今年はほとんどのお店がクレジット決済可能となっていました。前回はフード系はほとんど現金のみでしたので今回から飛躍的に便利になりましたね。またクレジットで払う場合は非接触のタッチ決済が主流です。自分の持っているVISAMASTERのクレジットカードに下記マークがあれば完璧です。(もちろん伝えれば暗証番号での決済もやってくれます。ちなみにAMEXは使えなかったようです)

日本ではまだ一般的ではないかも、ヨーロッパはほぼ確実に端末にタッチしてって言われます。

また現金がなくなった場合はATMが出ているので対応のカードがあれば引き出し可能です。

今回は使いませんでしたが、ここもVISAかMASTERカードがあればすくなくともキャシングで引き出し可能なはずです。


グッズ・お土産

フジロックほど品数は多くないですが、グッズやお土産の紹介。

こちらはゲート入り口でもらえる、トートバックパンフレットミニタイムテーブル兼マップ。どれもとっても重宝します。


ガーディアン紙がこのバックに入れて販売しています(2.5〜3.5£)毎日絵柄がちがうので集めてみては?


グラストフリーペーパー、後述のGlastonbury Free Press
各インフォメーションに置いております。


今年はこのボトル買わなかったけど、ウォーターリフィルのスポットで売ってて(又はチケット購入時にオプションで追加可能)これに水を入れてくれます(2019年撮影)


オフィシャルグッズ売り場は3カ所でした。場所は前回と同じでピラミッドステージ横アザーステージ横ウィリアムズグリーンです。アーティストグッズアザーステージ横のみです


ウェストホルツ横にはこのステージ限定で出演のアーティストグッズを売っています


パークはパークステージのTシャツ売ってました。


ポストカードも売ってます。ここでハガキを書いて送れるみたいです。(多分イギリス国内のみ?)


インターネット・電源

インターネットの接続具合も気になるところですが、残念ながら電波はあまりよくないです。特にステージ近くの”人が多い場所”や"昼〜夕方過ぎの時間”だと電波が1本か2本でかなり遅かったりします。逆に人が少ない場所や朝などの時間は比較的つながりました。ちなみにEE、O2、vodaphone、ThreeなんかのUKの一般的な電波は飛んでいます。その中でも個人的な感覚ですがメインキャリアのvodaphoneやO2なんかは遅くても比較的繋がっていたように感じました。

携帯会社のEEは今年も充電スポットを設置していました。気をつけないと夜には閉まるので使いたい人は計画的に。ちなみにこのあたりはWifiも飛んでいたようです。(僕は試していないので接続具合は未知数です)


トイレ

トイレは多くのエリアにあるのでステージ後の混雑時以外はほとんど並ばなかったです。ちなみに日本のフェスにある完全個室の水洗はほぼなく、トイレットペーパーも完備していないので気をつけてください。このあたりはグラストらしさを満喫しましょう笑

こちらはスタンダードな形のもの、ドアは簡易金具を引っ掛けてロックするだけ。このスタイルはまぁ慣れます笑
こちらはバイオの力で匂いをちょっと軽減するいいトイレ。(2019年撮影)


シャワー

前回非常に苦労したシャワー問題。というのはレンタルテントエリア以外の一般エリアだとシャワースペースが2カ所しかないからです(うち1つは有料)。前回は途中で施設が壊れて2日間シャワーなしで過ごしましたが、今回は無事開催期間を通して稼働を続けてくれました。まぁただ、毎回とんでもなく待つので行かれる方は覚悟して行ってください。
ちなみにグラストではシャワーは行かないのがデフォルトです笑

こちらはキッズフィールドにある無料シャワー。とりあえずすっごい待ちます。午前中なら1時間以上は覚悟した方がいいです。
このトレーラーハウスみたいな2カ所にそれぞれ4〜5機ずつシャワーがあったと思います。一応お湯は出ますが勢いは非常に弱いです笑 (タオルも石鹸もないので持っていきましょう)
こちらは有料シャワー。グリーンピースにあります。


食事

お店はたくさんあります。結構同じ店がローテーションのように各通りごとに出てくるのですが、今回はおそらく一件だけじゃないかなーっていうお店を中心に食べてみました。

ピラミッドとウィリアムズグリーンの間にあるラクレット屋さん。これは素揚げ野菜にドテッとチーズを乗せてもらったやつ。
フルーツスムージー屋さん比較的どこでも見つけられます。
パークステージ後方で食べた、ジャマイカかどっかの中南米料理。結構並んでました。
りんごの醸造酒、シードル専門店。ピラミッド近くにあります。
グリーンピースにあるお店、ここのポテトフライはスイートポテトだったのでめちゃくちゃ美味しかった!特にこのアボガド乗せのやつは最高。
シルバーヘイズの入り口にあったチキンウイングのお店。どこもですがポテトフライ(こっちではチップスと呼びます)がとんでもなく付いてきます。
ここはちゃんと釜で焼いてくれて美味しかったピザ屋さん。アコースティックステージの南側、シアターに行く途中にあります。
美味すぎて丸々一個余裕で食べれます。
アザーステージ向正面にある本格ソーセージを謳うお店
どこの通りにもあった"マック'ン'チーズ”!マカロニにチーズがぶっかけられただけのシンプルな原始フード。おっきいお玉1スイングでカップにぶち込まれるのでオーダー2秒で出てきます。


エリア

ステージ以外の各エリアはこんな感じです。

THE PARK:南端のこのエリアはステージだけでなく沢山のお店が並んでいます。
何といっても後ろの丘の上からグラスト全体を見渡せるこの絶景が最高です。これかなり奥に光ってる明かりまでグラストのエリアです笑
丘の上にはGLASTONBURYの撮影スポットがあります


Glastonbury Free Press:フリーペーパーはここで印刷しています。並んでいるのはオリジナルプリントの列。Tシャツなんかを持っていけばそこにプリントしてくれるみたいです。


William's Green:ピラミッドに近いのでいつも混んでる印象。


THE GREENPEACE FIELD:パーク・アザー・サウスイーストコーナーの中心あたりにあるグリーンピース。度胸試しのスライダーが目印。ここもいつ行っても混んでます。
THE GREEN FIELDS:グリーンピースの奥に広がる様々なクラフト系の出店が広がるピースフルなエリア。このあたりは賑やかなステージとはまた違った雰囲気で落ち着けます。


PILTON PALAIS CINEMA:アコースティックステージの隣にはシネマテントがあります。休憩はぜひ映画を見ながらいかがですか?


CIRCUS:サーカステント。今回は初めて見ましたけど、結構アクロバティックで面白かったです。YouTubeで雰囲気見れます


Kids Field:ちびっこも多いグラスト、キッズフィールドも広い広い。この他グリーンピース内にもあります


UNFAIRGROUND:サウスイーストコーナーの入口。この遊園地はフジロックにも来たことありますね。


Sacred Space:最南端の安らぎの地、ここまでくると人が少なくて結構落ち着けます


CO-OP(スーパー):スーパーもあります。水やトイレットペーパーなどの日用品はここでも買えます(2019年撮影)


キャンプ用品店もありますよ。テントもマットレスも売ってます。


いろんな道があるので隠し通路っぽいところから意外な所に繋がっていたりします。隠れたお店にたどり着くかも。


いろんなところでストリートパフォーマーにも出会います


フェス情報の必需品

公式APP
必ずダウンロードしましょう、開催中随時更新され、シークレットアクトとか頻繁にアナウンスされます。

アップデートは大体開催1週間前くらいです


イギリスSIMカード(インターネット環境)
インターネットのつながりやすさから考えると、やはり現地のSIMカードでのネット環境が一番つながりやすいと思いますのでイギリスでSIMカードの購入をおすすめします。

参考サイト
あると便利なイギリス現地SIM! 日本&イギリスでの入手方法をご紹介

ヒースロー空港ではカウンターでのSIM開通手続きのほか自販機でも売ってます

モバイルバッテリー
できるだけ持って行った方がいいです。僕は容量の違うバッテリーを大中小3つ持って行きましたがギリギリでした。水曜日からいる人は最大6日間になるので自分が思っているよりも少し余裕を持って用意した方がいいですよ。

ボディシート(体を拭く用)や水着
シャワーに入れなくてもいいようにボディシートを持って行った方がいいです。また、水道などで頭から水を被れるように水着もあった方がいいですね。


困ったこと

前述のインターネット環境とシャワー以外では砂埃ですかね。牧場なので草地ばかりかと思いきや結構な割合で地面が土なので風が吹くとかなり砂埃が舞います。帰ってきた時は帽子が砂まみれでした。
また荷物ですが、日本から行く場合スーツケースなんかを持ちこまざるおえない方もいるかと思います。会場内には入口含めいくつかで荷物預かり所があるのでここで預かってもらえると思います(一応公式には荷物は必要なものだけ持ってきてねと注意書きがあります)。

僕はこれがあるの忘れていてロンドンの泊まっていたホテルでスーツケースは預かってもらっていました。ここなら無料だった。。。


最後に

コロナ禍で3年ぶりの開催だったため、2回連続の参加とはいえ久しぶりの感覚でした。また今回は日本からフェスで出会った人たちが何人か参加していたのでまた違う楽しさがありました。今回で大分わかってきたので、次行けたら大小全ステージ制覇目指してみようかな。

さて早い話ですが、例年通りであれば来月にはもう23年のチケットセールスが始まります。行こうか迷っている方は最後に今年のまとめ動画をどうぞ。これで来月のチケットセールスは参加したくなること間違い無しです!


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