プロットの基本的な組み立て方
こんにちは。未来の直木賞作家、小説家の川井利彦です。
今回は「プロットの基本的な組み立て方」についてご紹介します。
本題に入る前にお知らせです。
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本の中に残された一文からすべては始まる。
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ぜひ読んでみてください。
▼プロットの基本的な組み立て方
それでは本題です。
小説を書く際には、魅力的なプロットを組み立てることが不可欠です。
そこで今回は、プロットの基本的な組み立て方について解説していきます。
1.序章(導入)
最初の数ページから数章にわたって、物語の舞台設定や登場人物の紹介を行います。
主要な登場人物や物語の背景、重要な情報を読者に伝えます。
また、物語のテーマや主題を示唆する要素も導入部に含めることが効果的です。
例:「ある晴れた日の朝、小さな町に新しい住人が引っ越してきた。その人物の名前はジェイクで、彼は以前からこの町に住むことを夢見ていた。しかし、彼の到着は町の人々にさまざまな問題をもたらすことになるのだが…」
2.展開(転換)
物語が進むにつれて、登場人物の目標や欲求、そして物語の中心的な問題が明らかになります。
展開部では、物語が進むにつれて緊張が高まり、読者を引き込む要素が増えます。
主要な衝突や障害が現れ、物語の展開が始まります。
さらに伏線や謎を散りばめておくと、読者が今後のストーリー展開に期待感を持ってくれるのでおすすめです。
例:「ジェイクは町で新しい友人を作り、新しい生活に興奮していた。しかし、彼の隣人であるミスター・スミスは、彼の行動に疑問を抱き、町の人々にジェイクの正体を暴露しようとしていた。」
3.クライマックス(結末への高まり)
物語が最も緊迫した状態に達し、主要な問題が解決されるかどうかが明らかになる部分です。
登場人物が最も困難な決断を下し、物語の運命が決まります。
クライマックスでは、読者の興味を最高潮に高め、物語の結末へと導きます。
これまでの謎が明らかになったり、伏線が回収されたり、物語が大きく動く大切な部分です。
ここで盛り上げておかなければ読者は満足しないかもしれません。
例:「ジェイクはミスター・スミスとの対決に勝利し、町の人々から信頼を勝ち取ることができた。彼は自分の夢を実現し、新しい生活を始めることができた。」
4. 結末(決着)
物語が終わりに近づくにつれ、主要なプロットの緊張感が解消され、物語の結末が明らかになります。
結末では、物語のテーマやメッセージが強調され、登場人物の成長や変化が示されます。
物語が完結することで、読者に満足感や感動を与えることが求められます。
登場人物の成長や変化やその後の物語が垣間見える場面や、続編への伏線など、読者に満足感を与える方法を数多くあります。
例: 「ジェイクは町の人々から暖かく迎えられ、新しい友人と共に幸せな日々を過ごしていた。彼は自分の目標を達成し、新しい生活を始めることができたのだ。」
▼まとめ
ここまで「プロットの基本的な組み立て方」についてご紹介しました。
これらのステップに従ってプロットを組み立てることで、魅力的で読み応えのある小説を作り出すことができます。
ぜひ参考にしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
小説家の川井利彦でした。
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