逆張りで売上を上げた方法

私はかつて
カジュアルファッションの
全国チェーンの店長として

赴任したいくつかのお店で
業績をV字回復させましたが、

当時は上司や会社の指示を
あまり聞いていませんでした(笑)

チェーン全体では
売上は右肩下がりでしたので、

チェーンの指示通りに
やっていてもダメだろう

と思っていたからです。

そうは言っても

ワクワク系マーケティングを知る前は
何をやればいいのか分かりませんでしたが、

ワクワク系マーケティングを知ってからは
何をやればいいのか、

そして、
なぜ上司や会社の指示ではダメなのかが
分かるようになりました。

当時は
チェーン全体の業績が悪く、
社内では盛んに
コストカットが叫ばれていました。

中でも
「人件費カット」は
常にうるさく言われていました。

お店に対しては
・スタッフの総労働時間を減らす
・店長や社員の残業ゼロ

といった指示がなされ、

終わらない仕事は
店長がサービス残業する

ということが
日常化していました。

スタッフの総労働時間
に関しては

会社から毎月
「◯◯店は◯◯時間以内」と
絶対厳守の指示が来るので、

各店の店長たちが
その時間の中で必死に
スタッフさんのシフトを組む、

という状態でした。

しかし、
売れていて
お客さんが多い店にとっては、

指示される総労働時間では
人員が足りません。

その結果として、

作業をこなさなければならないために
お客さんへの対応がおろそかになる、

という悪影響が起きていました。

人件費を削っても売上は
チェーン全体で
下がり続けていましたので、

さらなる人件費削減の指示が出て
お店はどんどん疲弊していきました。

そんな中、
私が店長を務めるお店では

スタッフさんたちが
お客さんと絆を作って
ファン客が増えることが
大きな要因となって

業績絶好調でしたので、

私は
「スタッフを減らしたら業績が落ちる」
と確信していました。

会社は厳しい人件費削減の
指示をお店に出しながら

「顧客第一主義」
「お客様満足」「接客重視」

といったことを
掲げていましたので、

私はこれを逆手に取って
「顧客第一主義・お客様満足・接客重視はスタッフを減らしては果たせない」
と直属の上司に伝え、

会社から与えられる
人件費予算を無視して

スタッフの数と労働時間を
しっかり確保しました。

余裕を持つことができた
スタッフさんたちは

作業をこなしながら
それぞれにファン客を作って
お店に貢献してくれたので、

スタッフの労働時間を
しっかりと確保することで

お店の売上も
どんどん上がっていきました。

直属の上司は
私と本部との板挟みにあって
大変だったようですが、

私のお店の売上が
どんどん上昇していく様を見て

「お前の店は人件費予算オーバーしていい。本部には俺から言うから」

と言ってくれました。

その後、この上司は
会社からの指示に対して
私とともに異を唱えるようになるなど、

本部ではなくお店を見て
仕事をしてくれるようになりました。

素敵な上司でした!

その後も私のお店は

スタッフさんの労働時間を
しっかり確保することで
売上を伸ばし続けたのですが、

会社からは
イレギュラーケースとされ、

残念ながらチェーン全体では
スタッフを減らして売上を減らす
という悪循環が続いてしまいました。

もちろん
無駄なコストをカットしたり
効率化を図ることは良いことですが、

それによって
自店の価値を損なったり
店が疲弊することで

お客さんが離れてしまっては
元も子もありません。

チェーン時代の私の店では
明らかにスタッフさんたちが
店の価値であり

お客さんは
スタッフさんたちに会うために
来店してくれていましたので、

そこだけは絶対に守るために
私は会社からの指示を無視して
人件費をかけ、

その分売上を伸ばし続けました。

ぜひみなさんも
自店の提供価値や
自店に対してお客さんが感じている価値を
見失うことなく、

価値を高めるために
コストカットや効率化、
DX等を進めていただきたいと思います。

ということで、

こちらの動画では
「お店がつまらなくなること3選」
として、

小阪が
効率化やDXに対する考え方も
お話ししています。

ぜひ最後までご覧ください!
↓↓↓↓↓
https://youtu.be/tCahbWJuhs0

それではまた次回に。 
 
  
 

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