肥前 利朗(ひぜんとしろう)

小阪裕司のワクワク系マーケティング・チーフエバンジェリスト/著書『つらい仕事が天職に変…

肥前 利朗(ひぜんとしろう)

小阪裕司のワクワク系マーケティング・チーフエバンジェリスト/著書『つらい仕事が天職に変わる!』/YouTube『小阪裕司の「商売道場」』https://www.youtube.com/channel/UCtH73krTrRqmEKabaq4UPug ぜひご覧ください。

最近の記事

お客は本当は何を買いに来ているのか?

私が体験したことで 私自身が学びになりましたので、 みなさんに共有させていただきたい と思います。 先日、 近所にある全国チェーンの クリーニング屋さんに スーツを持っていきました。 レジ台でスーツを広げると 私も気づいていませんでしたが シミが付いていました。 受付スタッフさんが 気づいてくれて 「ここ、シミがありますね。 2度洗いしますか? 少しお値段上がりますけど。」 と聞いてくれたのですが、 私の頭の中には 「??」が浮かびました。 私の頭の中は

    • 商品は変えずに売上急上昇の理由

      ワクワク系マーケティングを 知る前、 全国チェーンの 店長だった私は 「売れ筋商品があれば売上は上がる」 「売れ筋商品がないから売上が上がらない」 と信じていました。 ですので、 いつも見ていたのは 「自店で何が売れているか」 「周りの競合店で何が売れているか」 でした。 自店で売れている商品の 在庫が少なくなると 本部に追加発注をかけ、 周りの競合店で売れている商品が 自店にない場合には 本部のバイヤーに 「となりの店ではこれが売れている。 すぐに仕入れ

      • 商売の仕組みは「人生ゲーム」?

        ワクワク系マーケティングでは、 「お客さんと良い関係性を築いて ファン客になっていただき、 ファン客から収益をいただく」 という考え方のもと ファンづくりを進めていきます。 「絆づくり」の手法に則って ファンづくりを進めていきますが、 (「絆づくり」手法の詳細は、私の著書『つらい仕事が天職に変わる!』をお読みください) 「絆づくり」とともに大事なのが 「仕組みづくり」です。 私が個店を経営していた頃は ファンづくりの一つとして 新規客全員にお礼のハガキを 出してい

        • まずは真似することから

          あるスーパーさんが プリンを売り伸ばした実践があります。 ワクワク系マーケティング実践会では 有名な事例です。 お店の入口看板に 「あのプリン入荷しました!」 と書いて 来店したお客さんに 関心を持ってもらい、 プリンコーナーに行くと 「このプリンです!」と 書かれたPOPがあり、 お客さんは「このプリンか!」と 買ってしまうという仕組み。 このスーパーさんがやったことは 他にも多々あるのですが、 私が ワクワク系マーケティング実践会から 送られてくる会報誌で

        お客は本当は何を買いに来ているのか?

          お客さんをワクワクさせれば儲かります!

          私はかつて 全国チェーンの店長として 売上を上げられずに 苦しんでいた時に 小阪の本と出会って、 ワクワク系マーケティングを知りました。 その時、 最初に手に取った小阪の著書 『「惚れるしくみ」がお店を変える!』 にはこう書かれていました。 「店力のあるお店――それはお客をワクワクさせるお店です。 そしてお客をワクワクさせるお店は儲かります。」 また、 その後読んだ小阪の著書 『毎日お客が来たくなるマーケティング実践術』 にはこう書かれていました。 「

          お客さんをワクワクさせれば儲かります!

          「やることが多すぎて」はネガティブ?!

          私はかつて 全国チェーンの店長を 6年ほど務めましたが、 最初に店長の話がきた時は 「俺の力で売上を伸ばしてみせる!」 「俺は他の店長とは違う!」 と根拠のない自信に 満ち溢れていました(笑) そして実際に 店長になってからは 会社の指示通りの店舗運営を 一生懸命やったのですが お店の売上はまったく上がらず、 昨年比マイナスが続きました。 そこで 「何かヒントはないか」と 近所の本屋さんに並んでいた マーケティングや店舗関連の本を 読み漁った末に出会った小

          「やることが多すぎて」はネガティブ?!

          シンプルなPOP一枚で成果2倍の理由

          先週、 私が講師を務める ワクワク系マーケティング実践講座に ご参加のお店の方から、 「お客さんが自らメンバーズカードに入会する仕組みを作ったことで、 スタッフの負担を減らしながら、 レジで『メンバーズカード作りたいのですが』と言っていただけるお客さんが2倍になりました」 とご報告いただきました。 スタッフの負担を減らしながら 入会数2倍はすごい成果ですが、 この方は具体的に どんな仕組みを作ったのでしょうか。 仕組みを作る前、 このお店では レジのスタッフがお

          シンプルなPOP一枚で成果2倍の理由

          誰もが抱える「ファンづくりの疑問」を解消2

          先日、 ある業界の方々が集まる オンライン勉強会にお呼びいただき、 最初に講演をさせていただいた後、 ご質問にお答えしました。 そこでいただいたご質問の中から 前回のメルマガでは <ご質問1> 「お客さんと絆を作るためには、商品と一緒にレシピを渡したり、パンフレットなどを渡すイメージでしょうか?」 にお答えしましたが、 今回は2つ目のご質問に お答えします。 <ご質問2> 「VIPのお客様にもっと自社を好きになってもらうために、割引やお買い得情報以外で何をすれば

          誰もが抱える「ファンづくりの疑問」を解消2

          誰もが抱える「ファンづくりの疑問」を解消1

          先週、 ある業界の方々が集まる オンラインの勉強会に お呼びいただき、 1時間講演のあと 1時間ご質問にお答えしました。 たくさんいただいた ご質問の中で目立ったのは、 「ファンづくり」 「お客さんとの絆づくり」 に関してでした。 「お客さんと絆を作りたい」 「ファン客を作りたい」 と思いながらも、 「どうすれば絆ができるのか?」 「VIP客に何をすればもっと好きになってくれるのか?」 といったところで 止まってしまい、 具体的な実践に 踏み込めずにいる方

          誰もが抱える「ファンづくりの疑問」を解消1

          多くの店がやっていないファン作りに欠かせないもの

          私はかつて カジュアルファッションの 全国チェーン企業をやめて とある商店街のはずれに 仲間と個店を作りました。 商品はネットでも買えるもの ばかりでしたので、 お店が生き残っていくには ワクワク系マーケティングの 「絆づくり」をやって お客さんにファンに なってもらうしかない、 と思っていました。 そこで、 お店オープン日の 最初のお客さんから 絆づくりをしていきました。 絆づくりの具体的な活動は 様々やりましたが、 中でもファンづくりに 大きく貢献した

          多くの店がやっていないファン作りに欠かせないもの

          これをやらなければ店は潰れていたかも…

          私はかつて カジュアルファッションの 全国チェーン企業をやめて とある商店街のはずれに 仲間と個店を作ったのですが、 お店の開店が迫ってきた頃に チェーン時代の先輩と 食事をする機会がありました。 久しぶりにお会いして 会話が弾む中で 先輩に強く言われたのは、 「市場調査、競合店調査、立地分析はどれくらいやったのか?詳細に分析したのか?」 ということでした。 金融機関に提出する 書類などのために 多少はやっていましたので その内容を 先輩に話したところ、 「

          これをやらなければ店は潰れていたかも…

          職場体験に来た中学生が帰った後に…

          私が仲間と個店をオープンして ワクワク系マーケティングによって 顧客と良い関係性を築いて 楽しく商売していた頃に、 女子中学生3人が職場体験に 来てくれたことがありました。 中学生用に用意する 仕事もなかったので、 ・顧客に毎月送っていたレターの折りと封入れ作業 ・商品のPOP(店頭販促物)を書いてみる という、 地味な仕事を一緒に やってもらうことにしました。 2畳ほどの狭いバックルームに 私と中学生とで輪を作って座り、 レターの封入れをしながら 中学校の話

          職場体験に来た中学生が帰った後に…

          逆張りで売上を上げた方法

          私はかつて カジュアルファッションの 全国チェーンの店長として 赴任したいくつかのお店で 業績をV字回復させましたが、 当時は上司や会社の指示を あまり聞いていませんでした(笑) チェーン全体では 売上は右肩下がりでしたので、 チェーンの指示通りに やっていてもダメだろう と思っていたからです。 そうは言っても ワクワク系マーケティングを知る前は 何をやればいいのか分かりませんでしたが、 ワクワク系マーケティングを知ってからは 何をやればいいのか、 そして、

          逆張りで売上を上げた方法

          仕事が楽しくなる秘訣

          お客さんとの「絆づくり」は ワクワク系マーケティングでは 実践2本柱の一つですが、 実践しているお店・会社は 世の中ではまだまだ 少ないようです。 私はチェーン店長の時に ワクワク系マーケティング実践会に 個人で入会したのですが、 先輩会員さんたちが 絆づくりによって築いている お客さんとの 驚くほど素敵な関係性を知り、 心が踊りました。 「お客さんとこんなに素敵な関係になれるのか!」 「自分も絆づくりをやりたい!!」 と思いましたが、 チェーン店ではなかなか 実

          Tシャツだらけの店にした結果…

          私はかつて カジュアルファッションの 全国チェーン企業で 店長として ワクワク系マーケティングで 断トツの業績を出し、 その結果が認められて 本部のバイヤーに昇進しました。 バイヤーは 数百店舗の商品を担当する 社内でも花形で、 誰もがあこがれる存在。 同期入社の多くが 「将来はバイヤーになりたい」 と言っていました。 私はというと 「バイヤーになりたい」 という思いはなく、 お店でワクワク系を実践したり お客さんやスタッフさんと接することに 悦びを感じていました

          Tシャツだらけの店にした結果…

          努力なしで成長する方法

          私はかつて 全国チェーン企業に 新卒で入社し、 4年目に 店長になりました。 「俺が店長をやれば 売上を上げられる!」 と根拠のない自信のもと 店長職を頑張ったのですが、 数ヶ月たっても まったく売上を上げられませんでした。 「これは何かしなければ…」 と危機感を抱き、 本屋でマーケティング関連の本を 手当たり次第に読んでいく中で 小阪の著書 『「惚れるしくみ」がお店を変える!』 に出会いました。 「これだ!これしかない!」 と思った私は、 ワクワク系マーケ