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おはようございます。

国産のピラティスリフォーマーの製作を企画し、販売を開始してから数年が経ちます。

もちろん販売をして終わりではなく、よりクオリティを高める為に、昨日も工場や職人の方々と対話を重ねていきました。

運動と自己との対話

日頃、他者と対話をする事は多くありますが、忙しさも相俟って、意外に自己との対話が出来ていないことが多いのでは。

運動やトレーニングというと、一般的には筋肉を鍛える、筋力を高めるといったイメージが強いかと思いますが、運動の1つの重要な側面として自己との対話が上げられます。

私達は、自分が思っている以上に自分の事を分かっておらず、歳を重ねていく過程で、自分を探しにインドに飛び立つ方も多くおりますが、安心してください、そこまでのコストを掛けなくても、1日数分~数十分の運動で大丈夫です。

ボディスキャンなんて言ったりもしますが、例えば、仰向けに寝た時に、自分の身体のどの部分が床に付いていて、床に付いていないのか?

今日は腰の反りが強いな。

右腕は全部地面に着いているけれど、左腕は肩のあたりが宙に浮いている。

立ってみると、右足の踵は感じるけれど、左足は全然感じられないな。などなど

例えば、上記のヒップリフトなども、一般的にはヒップアップのエクササイズとして紹介されることが多いと思いますが、お尻を持ち上げていくときに、背骨を1つ1つ動かす様にし、どの部分は動いていて、どの部分が動きにくいのか?降ろしてくる時に、どの部分が床につきやすくて、どの部分が床に着きにくいのか?などを感じてみる

無意識に寝るのではなく、寝ている時、立っている時、身体を動かしている時に、自分の身体に注意や意識を向けてみる。

それによって、自分の身体に関する認識や、自分の身体は自分のものであるという身体所有感を高めることに繋がっていくんですよね。

そうした自己と対話をする習慣を日々の生活の中に持つ事が大切かなと。

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メタ認知と運動

ビジネスの世界でも、メタ認知の重要性について語られる事は多く、自分自身を、幽体離脱したもう一人の自分が、客観的、俯瞰的に自分を認知したり、認知し制御すること。

メタとは「高次の」という意味があり、自分がどの様に考えたり、感じたり、思ったりしているのか?という自らの認知を認知することであり、また自らの認知を通してコントロールすることです。

自分自身を客観的に認知できることで、自らの能力を理解して適切な努力に繋がったり、感情をコントロール出来たり、自分の思考の癖から抜け出し、新たな考え方を柔軟に受け入れる事が出来たりと、様々なメリットがありますよね。

ただ、このメタ認知って、出来ている様で意外と出来ていない事が多かったり、出来ているつもりになっているけれど、じつは上手く出来ていなかったりすることが多い様に感じます。

メタ認知を身に着けたり、高めたりする1歩として、運動による自己との対話を通して、自らを知る。

痩せる為だったり、筋力を高めたりする為だけではなく、1日5分だけでも良いので、身体を動かしながら、自分と対話をする時間を設ける事は、自らを知り、メタ認知能力の向上にもおススメです。

メタ認知について学ぼうと思った方は、以下の細谷氏の著書などがおススメです。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B08VNM652Y/ref=dbs_a_def_rwt_hsch_vapi_tkin_p1_i8


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