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ネットで調べた情報をまとめたブログではうまくいかない理由

※stand.fmでこの内容の音声配信を聴くことができます。

こんにちは、TOSHIです。

今回の内容は、一生懸命ブログに取り組んでいる人にとっては耳の痛い話になるかもしれません。

ですが、せっかく時間と労力と情熱を傾けてブログに取り組むのであれば、無駄なことをしてほしくはないので、ぜひこのことについて考えていただければ幸いです。

ブログ記事は「ネットで調べて書く」もの?

ブログを始めたばかりの初心者は、そう考えてしまいがちだと思います。私も最初はそうでしたし、そうしていました。

テレビの情報番組で話題になっていたような内容を、ネットで情報を集め、自分なりにまとめて記事にしたりしていました。「キムチ」について頑張って記事を書いたことが特に印象に残っています(笑)頑張って書いたのに、泣かず飛ばずの反応でしたが……。

私が情報発信を始めた8年前でもそうでしたが、今だったらなおさら、ネットで調べた情報をまとめて記事にすることに意味はありません。そんなものに価値はないからです。

「代わりに調べる」ことに価値が無くなった

確かに、以前には「まとめ」や「キュレーション」に価値があったこともありました。ネット上でも情報がバラバラで、検索の精度もあまりよくなかったので、「代わりに調べる」ことに価値があったからです。

ところが今では、ほとんどのものに苦労なくアクセスできます。検索もしやすくなりました。

自分がネット上を調べて得た情報に付加価値をつけて、さらに価値を高めることが難しいですし、不可能にすらなっています。

また、ネット上に無い情報もまず無くなりました。昔はオフラインで本などで得た情報をネットにアップすることで価値が付いたこともありましたが、今ではネット上に無いものを探す方が至難です。

自分にしか発信できないことに価値がある

だとしたら、何も発信することなんてできないじゃないか。ブログに書く内容なんて無いじゃないか。

そう思ってしまったかもしれません。従来の発想では、そうなってしまうと思います。だから、発想を変える必要があります。

自分にしか発信できないこと、自分にしか言えないことを発信すべきですし、そこにしか価値はないと私は考えています。それは、自分自身が思っていることや考えていること、体験したことや経験したことなどです。これらは完全にオリジナルなもので、唯一無二なものだからです。

もちろん、あなたがその分野の専門家で最先端の研究をしていたりするなら、そういった内容を発信することに大きな価値があるでしょう。ですが、そういう人はごく少数でしょう。

少数の人と濃い関係性を作れる

「自分のことを発信しても、そんなのに興味を持ってもらえるのか? 有名人でもないのに??」

そう思ったかもしれませんが、これは当然のことです。ほとんどの人には興味を持たれないでしょう。

でも、一部の人には強く刺さることがあります。

「こんなことを考えているのは自分だけだと思っていた。同じようなことを考えている人が他にもいたんだ!」

実際に、自分の発信を見てこう思ってもらえることがあります。この人には強く刺さっていて、興味を持ってもらえて、深く共感してもらえています。濃い読者になってくれます。

ここから、濃い関係性が生まれていくのです。

もしブログ運営に行き詰まっているなら、、、

アクセスを大量に集めて広告をクリックしてもらって……というのがうまくいかないのはここに根本的な原因があるからです。そもそも多くの人に興味を持ってもらえるような情報を発信し続けることは原理的に不可能ですし、できるのは少数の本当に濃い読者と関係性を深めていくことだけだからです。

となると、もしマネタイズを考えるとしたら、こういった濃い読者と関係性をさらに濃くしていく先に、価値提供できることを考えるべきです。

この方が、「アクセスを大量に集めてクリックしてもらう」よりも、はるかに大きな価値を提供できますし、ずっと喜んでもらえます。そして、あなた自身も大きなやりがいを感じて満たされるものになるはずです。

もし今、ブログ運営に行き詰まっているなら、今回の内容を参考にしてもらって、ぜひ発想の転換をしていただければと思います。

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