0021のコピー

自分がどのように仕事と向き合いたいか。

昨年、まさに丁度1年前の今頃。
自分の仕事量の膨大さに、ニッチもさっちもいかず、
色々な方に助けてもらっていた時期。

休みなんて取れないし、寝ても覚めても夢の中でも追われる日々。
その時は特にクセの強いクライアントと毎日のように連絡を取り合っていたのもあり、普段行われない業務も山積。


実施設計を5件、
新規プラン7件
着工中3件
こんな尋常じゃない数をこなしながらのスタートでした。

追い込まれすぎて、悲しくもないのに涙が出ながら仕事をするという謎の日々。
何でそんな日々になったかというと。
自分から進んでその道に行きました。


挑戦の一年にしたかったのです。


自分の限界を知りたかった。
というのが一つ。もう一つは、
独立していたら仕事は断れないだろう。つまり依頼があった仕事は全て受ける。
と思って1年頑張りました。
今思えばこんな事は間違いです。
体も心も壊すだけ。
プライベートは全て犠牲になりました。

プランも1日で計画からCADの作図までを済ませるみたいな感じで行っていました。
まぁ、いい訓練にはなったなーーーと。
非常に判断が早くなった事と、考えをまとめるスピードが格段に上がりました。
でもみる人が見れば突っ込みどころはあります。
自分でも思ってますから。

でも不思議と競合他社にはほぼ負けなかったです。
勝率8割くらい。
そんな経験をしたので、
時間をかければいいものが生まれるとは限らない。
と言えると思います。

でも限界を迎えた頃にやっと気づきました。

「これは自分のやりたい事じゃない」

多数の案件を抱えながらも全てに拘っていたけど、
やっぱり自分は図面を自分で触ってナンボだなと。

人が絡むほど、意図から少しずつずれていく。
自分の思いを理解してくれるパートナーがいれば最高ですが。笑

ここでタイトルに戻りますが、
自分がどのように仕事と向き合いたいか。

「丁寧に1件1件、自分の手が全て届く範囲で仕事を進める」

これからの数年は、去年の経験を生かした1年にしたいです。

こんなこと書いてますが、トップ画像は昨年設計させていただいた家の一つ。
ちゃんと拘っています。

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