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いい家が建つ条件

経験を積んでくるとわかる事がある。
現状の住まいへの不満が先行している人の言う事。

・収納が少ない。もっと収納が欲しい。
・とにかく窓を多くして日光を入れたい。

決まってこの2点は言われます。

気持ちは大変よくわかります。
一般の人はこの点を伝えておけば収納が大きくて、光が燦々と入る家が出来ると夢を広げている人が多いです。


自分だったらこう設計すれば、いい家になるかな。希望を叶えてあげられるかな。
様々なことを想定しながら設計をします。

でも自分の判断が必ずしも施主にとって良いと言うことにはならない。

例えば、居室空間が大きくなっていた方が良いだろう。と、収納を狭く設計する。
すると、収納が狭いと言われる。
普段使わない収納の為に日々の空間を狭くするのは勿体ないから、
荷物を整理されてはどうかと提案をする。
すると、でも物が捨てられないから、もっと広く収納が欲しい。
とか。

私が考えていることは、施主にとってベストな回答にならない時もある。

だからここで勘違いをしてはいけないのは、
建築家に任せておけば、文句ない素晴らしい家が立つ
と思い込んでしまっている人がいること。

いい家が立つ条件は、
建築家と一緒に悩み考えベストな答えを一つ一つ見つけ出すこと。
大変かも知れませんがこうして進めた家がいい家になると思います。
または、建築家に完全お任せパターンでスペースさえ有れば後は上手く生きていきます。と言う人。

これらが難しそうな人は、建売とか出来ているものを選んだほうが満足する家が手に入ると思います。


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