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「一喜一憂せず、猪突猛進に!」 信念のまま真っ直ぐ生きる経営者 小俣 翔吾さん

ただ“人の為に”という信念を持って、不動産を中心に多くの事業を展開している小俣翔吾さんに、先行きが見えない時代の中でも信念を持って真っ直ぐ生きる秘訣をお伺いしてきました。

小俣 翔吾(おまた しょうご)さんプロフィール
不動産ファイナンシャルプランナー。資産構築のプロフェッショナル。
過去、大手の不動産の営業として、極限の投資家目線という信念の上に成り立つ信頼のみで、約2年で10億を売り上げ、社内トップクラスの成績を残す。
独立した現在でも多くの投資家や10億規模(家賃収入6000万ほど)の資産家のコンサルを手掛け、絶対的な投資家目線という信念をもって活動し、クライアントの資産を構築し続ける『信念のある10億の男』として、日々活動している。


「社会人一年目の苦労で学んだこと」

記者 本日はよろしくお願いします。

小俣 翔吾さん(以下、小俣 敬称略)はい、よろしくお願いします。

記者 早速ですが、小俣さんの今の活躍があるのはどんな心の在り方や認識の変化があったからでしょうか。

小俣 一喜一憂しなくなったことですね。
マインドというか捉え方の違いとか、受け取る人によって悲しいことになったり嬉しい事になったり、長所と短所は表裏一体と言うじゃないですか。出来事に対しても表裏一体で、悪いと思えることも良い意味での出会いがあるんですよね。

そういうことを常々感じていて、今、必要だからこそ目の前の苦しいことがあると意識すると平常心でいられると言うか、苦しいことがあっても全然へっちゃらでいられるので、“これは一つの壁だな、ついに来たか!”というように向き合えるようになるんです。

記者 そのように思われるようになったきっかけはありますか。

小俣 22歳で営業職に就いた時に部下を40人辞めさせたことを自分で豪語している上司についたんです。

僕は人間関係が苦手ではなかったので上手くいくものだと思っていたんですけど、全然うまくいかなくて毎日罵倒されていました。終電だったり、帰れない日も沢山あってすごく辛かったですね。
深夜24時に帰ろうとしても「お前あの仕事やったのか?」と言われて、「明日やります」って言っても「明日はねーよ」と言われ、社会人1年目で洗礼を受けましたね。

家に帰って毎日荒れていました。1年時にストレスで10 kg太ったんですよ。暴飲暴食ですね。

でも何かあるって、何か乗り越えなければいけない壁があるんだとは感じていて、ひたすら耐え抜きましたね。

当時は、なんで自分はこんな災難に見舞われたのかと思ったんですけど、今はこのことがあって自分が脱却できたなとすごく感じています。
あの時、苦しい悲しいと言って、自分の人生から背いて一喜一憂していたら今はなかったと思うので。“何かある、何かある”と思い続けたから、会社を辞めるまでの四年間、その上司の下でやり抜くことができたと思います。

最後の時に、「お前が俺の仕事人生25年間の中で初めて最後まで自分の下にいた」と言ってくれたんです。僕が会社を辞めると伝えた時、飲みに行こうと言ってくれて、最後に熱い言葉をかけてくれました。

記者 ひたすらやり抜いたことで上司からも信頼を得ることができたんですね。そのように一喜一憂せず仕事した中で何か気づいたことや感じたことはありましたか。

小俣 さっき言ったように、人間は色々な側面を持っています。そこを見ることの大切さを感じました。

あの人はブラックな上司だと言う方もいたんですけど、ではどうして、その上司が営業所から飛ばされないのか、宝箱が眠っている東京エリアの営業マンとして20何年もいるかといえば、答えは一つですよね。

営業ができるんですよ。

社内の身近な人には厳しいですけど、外部のお客様や社内営業がすごく上手い。自分のテリトリーには厳しいけど、テリトリーから外れた人にはすごく優しいし細かいし数字もあげることができる。
見習う部分がたくさんあるんですよね。そういうところをしっかり見て盗むように意識していました。

そう意識して上司を観察して、どんな意図で自分を否定することを言うのか?ひとつひとつかけられた言葉の意図を考えていたら、“あれ?この人、愛の伝え方が苦手なだけなんじゃないか?”って思ったんです。仕事もできるし人を引っ張っていく力もあるけど、歳が離れている部下を教育することは苦手なタイプじゃないかってわかってきたんです。

だから、上司が自分を教育しやすくなるにはどうしたら良いかを考えてコミュニケーションを取るようにしました。ランチを一緒に食べたり、プライベートの話をしたり。すると関係性がどんどん変わってくるんですよ。次第に周りから「お前、どうして、あの上司とうまくやれるようになったの?」と言われるようになりましたね。

記者 上司の方の背景までしっかり観察できたからこそできた関係性なんですね!


「笑顔の可能性」

記者 続いて次の質問ですが、AIが活躍していく時代に求められるニーズは何だと思われますか?

小俣  AIと人間の違いは感情があることだと思っています。感情というところで話をすると、毎日皆が笑っていればシナジーが起こせる。だから、いかに笑顔をつくれるかが大事だと思うんですよね。

笑顔になれば世界平和も巻き起こってくると思うし、健康になるし、長生きにもつながる。笑顔があれば本当に悪いことは一切起きないですよね。

ロボットが笑えるかというと笑えない。効率性が高くて、淡々と仕事をこなしてはくれますけど、人間のミスもあっていいと思うんですよね。それを笑顔に変えられる環境であれば。笑顔で溢れている環境であれば、みんなで切磋琢磨できるし、仕事へのモチベーションも上がる。より良い思考や感情が生まれるし、より良いサービスや商品も生まれると思います。

僕は笑顔があれば全て良い方向に行くと思っています。笑顔をいかに一人でも多くの人につくれるかということをひたすら考えていますね。
笑顔を沢山の方に提供して、自然と自分も微笑ましくなるような環境を作っていくことが、今後のビジネスもそうですし、人として気持ちも豊かに生きていく上での大事なポイントかなと。

記者 お話を伺っていると、笑顔が人間の可能性を広げていく源のようにも感じますね。

小俣 そうですね、笑顔の可能性はすごいと思います。海外のボランティア活動に行った時に目の当たりにしたんですけど、トイレットペーパー1個をみる彼ら彼女らの喜ぶ笑顔っていうのは半端ないですからね、本当に。
見たことない笑顔をキラキラさせて。言葉にできないですよね。映像として残っていますね。そういう笑顔をやっぱりもっと増やさなきゃと思うんですよね。
それを見て、人って頑張ろうとか、よりよく人生を送ろうとかもっと仕事頑張ろうとか、より良い方向に向かっていくと思います。だから、まずは笑顔かなって。


「経験を積むには足を止めない。ただ猪突猛進に行動する!」

記者 それでは最後に、小俣さんの座右の銘を教えてください。

小俣 座右の銘かはわからないですけど、いつも意識しているのは“猪突猛進”ですね。少しは考えますけど本当に行動が全てだと思っています。

人間って基本的に悪い方向にしか考えないので、一喜一憂してやらなければ良かったと沈んだり、見えない傷を作っていきます。猪突猛進で行動していると、そういうことすら忘れていくんですよね。

行動した先にある経験はお金では買えないと思っているんです。お金で買えたら安いものですよね。なので、いかにその経験をするかっていうところだと思っています。無駄な経験も経験、良い経験も経験。

あの社会人1年目の経験が、当時は“何でこんなことになったんだ!神様、最悪だな”と思いましたけど、今は経験して良かった!むしろあの経験があったからこそ今があると思っています。あの上司に出会えたことが僕にとっての最大の感謝でしかないので。

だから、もっともっと経験を積むには足を止めない。
今20代でチャレンジが全てだと思っているので、猪突猛進ですね。

記者 本当に一貫した生き方が伝わってきます!目標を定めたら、あとは猪突猛進で一喜一憂せずまっすぐ進んでいく。それをずっと繰り返しているからこそ、未来をどんどん切り拓いていく今の小俣さんがあるのだと感じました。

本日は素敵なお話、本当にありがとうございました!


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●小俣さんの企業サイト



【編集後記】 
今回、インタビューの記者を担当した美談と塚崎です。

インタビューの冒頭で自分の信念はただ「人の為に」とシンプルに答えてくださった小俣さん。その場で考えたものではなく、常日頃から持っている信念だからこそ、すぐに出てきた言葉だと感じました。
インタビュー中も一言一言想いを込めて真剣に答えてくださり、本当に気持ちが良いくらい真っ直ぐに生きる姿勢を終始感じさせて頂きました。

お忙しいなかお時間をつくってくださり本当にありがとうございました。


この記事は、リライズ・ニュースマガジン “美しい時代を創る人達” にも掲載されています。



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