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❤️とことんユーミン❤️ SURF&SNOW


 【SURF&SNOW】


1980年12月リリースされた一枚のアルバム。
ここから始まったレジャーと音楽の融合が
のちに大きな社会現象になることを、この時想像できたでしょうか!
アルバム徹底分析!お楽しみに!

という「とことんユーミン」は横浜開港祭の花火が
打ち上がった夜に始まりました。
横浜18区が揃って打ち上げるという初めての企画は大成功!
あちらこちらの花火が夜空に花のように咲きました。
夜9時半から始まる「とことんユーミン」
SURF&SNOWの始まりは花火!

酒井順子さんの著書『ユーミンの罪』(講談社現代新書)2013年
とことんユーミンでは毎回この本から引用させていただいています。
そこには“つれってて文化的“隆盛へ というタイトルがついています。
1980年、モスクワオリンピックにアメリカに並んで日本も不参加。
このアルバムがリリースされた一週間後に
ジョンレノンがニューヨークで射殺され、
世界中に衝撃が走りました。
そんな1980年、わたしは結婚前の自由な時間を楽しみ、
アルバムはのちに夫となる彼の車で聞いていました。

1 彼から手をひいて 


あれは中学2年生の時。休み時間に教室で
 「キープ・オブ・ユア・ハアンズ!」と、機嫌よくユーミンの「彼から手をひいて」を私が歌っていた時のこと。それを聞いていた友人に
「そこ、『キープ・オブ』じゃないのよ。『キープ・オフ』。
of じゃなくて off の方ね」と、冷静に指摘されたことを、今でもよく覚えています。
「ユーミンの罪」より


と酒井さんは書き出しています。
そうキラキラとした1980年の幕開けにふさわしい
明るいアメリカンポップな曲「彼から手をひいて」

コーラスにはこのアルバムに特別にフィーチャーされた須藤薫さんがいました。
彼女の存在についてはあとで詳しくお話しします。

2 灼けたアイドル 


ビーチボーイとビーチガールが出会った数年後の場面を描く
『灼けたアイドル』
海辺にある店 “カバナ“についてクイズを出しました。
1965年 
国道134号沿にひときわ異彩を放つホテルが出現しました。
当時にしては珍しい11階建てのホテルパシフィック。

加山雄三のお父さん上原謙さんの持ち物でした。
そこにカバナと呼ばれる個室が立ち並ぶリゾート地があり、
湘南文化の拠点となりました。

この歌が作られた時は、
もうパシフィックホテルは変わっていたことでしょうが、
「カバナ」という名前が当時の面影を残していると思います。

3 人魚になりたい 

このアルバムの中ではおとなしめの曲です。
♪素直に泣ける雨の中で
   冷たいフィズの泡の中で人魚になってしまいたい♪
という詩はおしゃれで、
なんだか一緒に泣いて、
自分も人魚になってしましそうに思えたものでした。

4 まぶしい草野球

このアルバムで一番好きな曲です。
人気あります。
「つれてってソング」です。お弁当、と言わず
ランチと呼ぶところがユーミン。
草野球なんて興味もない私でしたが、
この曲をきくといいなあと思ったのが不思議。
この曲はなんのCMになったでしょう!
というクイズは3人の方が
お答えくださいました。

そう、不二家ソフトエクレア!
答えはバイオ写真に載せてのお答え、
お見事です。
2007年にはハウスプライムカレーのCMに使われました。
私はテレビを見ていない時期で全く記憶がありません。
案外みんなも知らなったのですが、
またまたバイオ写真はカレーになっていました。
Kさん、ありがとう!

5 ワゴンに乗ってでかけよう 

ティラノサウルスが描かれたワゴンに乗ってのお出かけ。
アメリカ西海岸の光いっぱいの乾いた情景が浮かびます。
さてここでも須藤薫さんのコーラスが
全面的にフィーチャーされています。

6 恋人がサンタクロース 

さてこの曲「恋人がサンタクロース」は
“つれてってソング“の最高峰です。
隣のおしゃれなお姉さんはサンタにつれていかれて、
そのまま!笑
クリスマスにティファニーのオープンハートのペンダントを用意し、
クリスマスディナーを楽しんで、
ホテルのスイートルームで一夜を共にするという社会現象の始まりは
このあたりだったのでしょうか。
真面目なプロテスタント信者の私は
クリスマスイブは教会イブ礼拝にいくのが当然だったので、
ほとんど何も経験せず、
結婚してしまいました(^_^;)

7 シーズン・オフの心には 

女優の藤真利子さんに提供された歌です。
今回はユーミンバージョンを流しました。
シーズンオフの心、
今まで感じていたことが言葉になったという
新鮮な感じがしました。

8 サーフ天国、スキー天国 

この曲を聴いたことのない人はいないでしょう。
1987年に公開された映画「私をスキーに連れていって」
これは“つれてって文化“の集大成と言えます。
ユーミンはスキーをしたことがなかったようで、
もし、自分もスキーをしていたなら
ゲレンデで滑る彼をインドアで見ているだけなんて書けなかったと
言っています。
このコーラスでも抜群の存在感を出しているのが須藤薫さんです。
ますます気になる薫さんです。

9恋人と来ないで 

さて、この歌、デュエットしている相手は誰でしょう?クイズ。
絶対このクイズがあると確信していたKさん、
ファンファン大佐のバイオ写真で登場。
さすがです。
岡田真澄さんはスターリンの親戚筋ということも知りました。
このデュエット、ユーミンがオファーしたの?
どういう経緯だったの?と調べてみましたが答えは見つかりませんでした。

10 雪だより 

遠距離恋愛ものですね。
絵葉書が届くなんていいですよね。
高校時代、大好きだった初恋の彼と遠距離恋愛をしていた時のことを
思い出す曲です。

「あなたが海を見ているうちに」

中島みゆきさんの歌です。
「リゾートに馴染めず、一人さって行く湿っぽい歌」
ユーミンのサーフ&スノーの対極みたいに言われていますが、
どうでしょうか。
詩を味わってみてください。



須藤薫さん

2013年に58才の若さでこの世を去った須藤薫さんは
杉真理さんとユーミンと三人のライブ
“WONDER FULL MOON“を行ったり、
大活躍されていました。
松任谷正隆さんが薫さんの歌唱力を高く評価して、
ユーミンのコーラスに入ってもらいました。
御葬儀にはたくさんのミュージシャンがお別れに参列、
ユーミンはお通夜でお別れしました。


終わりに


9時半から11時までの1時間半、
曲をかけながら味わうには時間が足りないくらいでした。

昨日はなぜかネット環境が悪くて、
曲のテンポは早くなったり、
遅くなったり安定しませんでした。

もしかして花火のパワーが大気に影響を
与えていたのかもしれません。

手を挙げても上がれなかった方もいらっしゃったり。
システムの問題なのでしょうが、
あらららと思っていた方、ごめんなさい。

来週は「水の中のアジア」どんなお話が出るか
お楽しみに!

#SURF &SNOW
#ユーミン
#松任谷由実
#とことんユーミン
#須藤薫

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