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言葉で伝えることの大切さをnoteで知る

言葉にする


大阪から美瑛に移住してからというもの、ずっと走り続けてきました。撮影という意味で走り続けることはもちろん、お仕事で全国や海外へと出かけることも多くなり、自宅時間が少なく思考を整理する時間が取れなかったことも事実です。その分、思考の回転を早めることで走り続けてきたのかもしれません。

去年から始めたnoteに関しては、自分の思いや言葉を残していくために取り組むことにしたわけですが、じっくりと取り組む時間もなかなか取れずに時だけが過ぎてゆきました。しかしどうでしょう。このコロナ騒動の中で自分時間が取れるようになったことで、やっとしっかりと向き合うことができるようになってきました。毎日のように脳内で浮かんだことを言葉に落とし込む作業は案外大変です。僕は写真を撮る人間であり言葉を紡ぐ人間ではありません。それでも、言葉にしなければ整理できない思いがあることも事実です。写真だけで語れるほど僕の写真は成熟していません。だから、しっかりと言葉を紡いでいくトレーニングが、このnoteでできているのです。

いい言葉を紡ぐ人の思考はどうなっているのだろうといつも不思議でした。しかし写真と同じで文章を書くということも訓練によって上手くなっていくと思うのです。言葉には人間性が現れるはず。人間性というか、その人の内面が見えるというのでしょうか。これは写真と同じで、受け手の想像を膨らませることができる言葉って素敵だなと思うわけです。でも、その人だってきっと生まれつき素敵な言葉が書けるわけではなかったはず。きっと、訓練なのです。

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目標は言葉の本をだすこと


僕は写真への取り組み方は鍛錬だと思っています。それと同じように、言葉を紡ぐという鍛錬を続けてみようと思っています。そのことに、このnoteが気づかせてくれました。まだまだ未熟な僕の言葉ですが、いつの日か言葉を中心にした本を出してみたいなと思います。今、クローズドのサークルでは僕が考える様々な理論や考え方をちょっと小難しく語ったりしているのですが、それも日々思考が上書きされていく中で変化していきます。その変化こそが成長であり、さらなる高みへと到達する道なのだと思っています。こちらのオープンなnoteの方ではなかなか書きづらいことでも、メンバー限定という表現だけで思い切って書けてしまうというのは、サークルをはじめて一番良かったことだと感じています。もちろん、有料で見てくださっているからこそ、僕自身もしっかりと伝えていかなければというプレッシャーがあり、良い方向に働いているのかもしれません。

このコロナ騒動が収まった頃、きっと仕事も撮影も忙しくなってくるでしょう。そうなっても、この言葉を綴るという作業をおざなりにしないよう、今からスラスラと書ける訓練を続けていこうと思います。最近、noteを始める写真家さんも増えてきたように思います。これは本当に良い連鎖ですね。写真に言葉を添えて伝えていくってとっても素敵なことですから。

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