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仮設看板を用いた大実験、“価値先行”の欧米人と“コスト先行”の日本人が顕著化される瞬間

 プレオープンしてから5日がたち、大体どんな感じの顧客が反応を示してくれるのかがわかってきた。これまで、米国、中国、スウェーデン、アイスランド、ブラジルの観光客がメインで来店くださっているのだが、特に米国人が多い印象である。

 5日がたち一時的に設置している仮設看板もレベルアップし、Wagyuの文字を際立たせている。それに反応した外国人は、実際の写真を見てみたい、A5などの証明が欲しい。と価値を求め我々に質問を投げる。我々がそれに応え入店していただく一つの流れができている。

 一方で日本人の反応も悪くはない。しかし、こんな所にこんなオシャレなお店ができたのか!と反応はしてくださるが、皆口を揃えて「高くない?」「いくら?」の連発だ。そして我々が夜の予算は1万円-1.5万円になる旨を伝えると「高っ」と言い帰っていく。これが地方だ。
想定内なので良いのだが、東京でない限りどうやら1万円を超えると論外になるらしい。いやじゃ毎日何食べんだよ?って思ってしまうがまぁ仕方がない。

 これが今の日本の現状だと思っている。他の地方に少し毛が生えたような京都でさえ予算は1万円を超えられない。そうなると東京からの観光客を呼び込むしかない。東京のインフルエンサー様達も確保しているので、そこで花を咲かせるしか国内戦略はほか手段はない。

 これほどまでにもうデフレマインドになってしまった日本でいずれ起きる急激なインフレーションに対応はできるのだろうか。もう寧ろラーメン一杯の価格を1万円に一気に上げてしまったり、鮨もアラカルトにして一貫2,000-3,000円とかにしてしまった方が人々のマインドの持ち方は変わる気がするのだが、、、。

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