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毎日連続#49日 がっちりマンデーから学ぶ真似る

今や、おしゃれな飲食系で躍進するには、女性、特に女子高校生の心をゲットする必要がありますね。
当事例で、ヒットの法則を学べます。学ぶとは、真似ること。ちょっとアレンジして自分色を出して躍進しましょう。

【T+4Pの基本すら満たさずに、売上不振を嘆き、他責にするな!】

がっちりマンデー2019年6月9日放送
月刊食堂プレゼンツ!スゴい装置で儲かる「装置レストラン」!事例3
女子高生に大人気!◯◯の円盤の上でクルクルアイスを作る
マンハッタンロールアイスクリーム
https://www.tbs.co.jp/gacchiri/archives/2019/0609.html#b3"

<成功のポイント/工夫>
1)【SNS映え演出力】製造過程をショー化して、ワクワク感を演出し、SNS拡散を狙う
:マイナス20℃になる強力な冷却装置「コールドプレート」の鉄板の上で、花びらのように巻き上げる。
 来店客は、感動し、動画や写真を撮りまくっている。

2)【商品開発力】食感の違いを創出する工夫
一般的なアイス屋は、出来上がった商品を仕入れて、マイナス20℃〜マイナス40℃程の冷凍庫で保管しているため、カチカチになってしまう。
ところが、マンハッタンロールアイスは、空気を入れるように練り込んで、お店で出来たての状態で提供。だから、口溶けが滑らかで、食感が他店と全く違う商品化に成功!

3)【経費削減力】店頭で、原液とフルーツ具材を混ぜ合わせるため、アイスクリーム在庫が不要となり、経費低減で、儲かる仕組みを構築
だから、フランチャイズオーナーも儲かると感じて投資を行っている。

<成果>
愛媛県松山市店で月商約500万円、地域一番店級

<岩井コメント>
◆マーケティングの基本中の基本を満足させた取組ですね。失敗する理由が見つからないですね。
T+4Pとは、Tターゲットを明確にして、4P※を実現しているビジネスモデルです。
・Tターゲット        
 :女性(特に女子高校生~20代)
・Product(プロダクト:製品)
 :ロールアイス。
 :顧客の目の前で作るので、出来たてで口当たりも滑らかに
  他社は冷凍庫で保管するためカチカチ。
  食感の差別化、競争優位性を獲得している。
・Price(プライス:価格):1カップ 850円

★低価格にしていないところが、素晴らしいですね。付加価値販売のお手本です


・Place(プレイス:流通)  
 :原宿店からスタート(フランチャイズで全国展開12店/2020年6月)
Promotion(プロモーション:販売促進)
 :原宿店で人気を獲得し、全国展開に。
 :SNS映えを意識した、口コミならぬ「ネットコミ」で拡散

◆ロールアイスの作成中に感動し、動画撮影
➝出来上がりは写真にして、仲間にシェア! 
➝友達と一緒に「いいね」を楽しむ、仲間との会話 
➝SNSを見た女友達は、ぜひとも行ってみたいと思い、時間を作って買いに行く
まさに、SNS映え時代にピッタリのビジネスモデルです!

<専門用語解説>
マーケティングの4Pとは、Product(プロダクト:製品)、Price(プライス:価格)、Place(プレイス:流通)、Promotion(プロモーション:販売促進)の頭文字。

祝い中小企業診断士が解説するテレビメモ術#49 

#ビジネス #成功事例 #4P分析 #がっちりマンデー #女子高生 #地方展開 #原宿 #飲食店 #コストダウン

出典:写真は、マンハッタンロール社のホームページ

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