「パン会社なのにパンを作らない??」 毎日連続46回目
私の本業は、「事業プロデューサー」です。
対象は、産学官金連携。
平たく言うと、大企業、ベンチャー、官公庁自治体、大学、ファンド会社の仲人と、仲人でできたプロジェクトの加速推進係です。
カッコ良く言うと「優勝請負人ならぬ事業成功請負人」です。
事業プロデューサートから見て、パンフォーユー矢野社長のような事業構想を創出したいと感じました。
【サプライチェーン※を分解し、再構築するビジネスモデルは、コロナ禍対策に使える!】
1)がっちりマンデーから学ぶ!真似る!2020年5月10日 放送
儲かる「炭水化物ビジネス」
パンフォーユー社 矢野社長
https://note.com/gacchiri/n/na5520772331a
2)がっちりマンデーから学ぶ!真似る! 2019年3月3日放送
全国1万店以上、空前のパンブームで市場拡大中!
「パンビジネス2019」を大特集!!事例2>
オフィスで焼きたての味!群馬初!斬新な「置きパン」
https://www.tbs.co.jp/gacchiri/archives/2019/0303.html#b2
<創業時の成功のポイント/工夫>2019年3月3日放送
企業に対して、オフィスで食べるパンを、冷凍庫を貸し出しして、冷凍パンを販売するビジネス
1)サプライチェーンを分解し、専門家軍団でバリューチャーンを再構築するビジネスモデルを創出したから
・全体企画と商品企画担当:パンフォーユー社
・製造担当:地方(今は群馬中心)の美味しいパン屋さんと協業
・販売:パンフォーユー社
2)オフィス需要に対し、新しい販売方法を確立したから
・オフィスに冷凍庫と冷凍パンを置く
・食べた人は、1個200円を払う
3)解凍したときに美味しくなる魔法の袋を独自開発
・大手パンメーカーが使っている袋の10倍の1枚約9円の袋を使用。
<コロナ対策>以下2020年5月10日 放送内容
・2019年3月放送後、都内の企業から契約依頼が殺到し、当時35社から、160社に急増!
・コロナ禍で、オフィスの3割は在宅勤務となり、宅配は一時中止
対策1:2月末からご自宅向けのパンのサブスクリプション「パンスク」を開始。 2か月ほどで1000名の利用者を超えて、まだまだ新規お客さんが増加中。
対策2:冷凍パン提供希望店と全国のパン店を結ぶ、パン業界活性化ビジネスを今後展開予定
<岩井コメント>
◆類似ビジネスとしては、「置き菓子」販売がありますね。
古くは、使っただけお金を払う、「富山の置き薬販売」ですね。
◆確実にニーズはありました。
オフィス街では、「ランチ難民」という言葉があります。昼時は、近くの飲食店だけでは収容できず、コンビニも長蛇の列。
衛生上課題があると感じますが、個人店が路上で簡易テーブルを広げて販売している光景も色々な場所で目にします。
◆ビジネスモデルとしての課題は、冷凍庫のコストを、一個200円のパンを販売して採算が合うかですね。
大企業のパンメーカーも「置きパン」ビジネスを検討したことがあると思います。
しかし、たぶん採算が合わないということで、企画書で却下されていると思います。
ここが、ベンチャーとの違いですね。
ただし、市場ができると、大企業が進出してきます。
今から防御策を作らないといけませんね。
<専門用語解説>
サプライチェーンとは、製品の原材料・部品の調達から、製造、在庫管理、配送、販売、消費までの全体の一連の流れのことです。
サプライチェーン(Supply Chain)は、日本語では「供給連鎖」といわれています。
Supply:供給、Chain:連鎖
祝い中小企業診断士が解説するテレビメモ術 毎日連続#46
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