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子供の問題解決力を加速させるフレームワーク

マレーシアからこんにちは。
今日は子供教育について書いてみたいと思います。
お父さんお母さん、いつも子育てお疲れさまです。
自分であらゆる課題に向き合ってもらえるような子に育てたい。そう思っていませんか?
今回はそんな子供の問題解決能力を養うフレームワークについてご紹介します。

我が子には社会のルールに適合してもらいたいし、とはいっても楽しいこといっぱい経験してもらいたいし、なにが正解かもわからなくなることもしばしば。
でもきっと親の愛情は注ぎ続ければ必ず子供はすくすくと成長すると思います。
自立するまで根気強く行きましょう!

我が家では娘が二人いるのですが、
マレーシアのインターナショナルスクールに通わせていて、はや3年目。
長女は9歳ですのでオシャレしたり、今の時代はインターネットで友達とオンラインゲームしたり、Youtube、TickTokやらで本当に昔では考えられないくらい情報や遊び方が変わり成長がはやい!

そんな娘が先日帰ってくるなり暗い表情。
私はいくつか会社をしていますがリモートワークでメンバーと仕事をしているスタイルなので毎朝毎晩「いってらっしゃい」「おかえりなさい」を言える生活をしているわけなので、ちょっとした子供の変化もすぐに察知します。

そんな暗い娘にどうしたのか確認してみたところ。。。
目に涙を浮かべながら、ある友達と最近うまくいっていないということなので、深ぼって聞いてみるとその子は支配欲が強く、よく娘が他の友だちを遊んでいるとヤキモチを焼くらしく、他のこと遊びにくくなってリズムを崩されるのだそうです。
日本の友達に聞いても同じ年頃のあるあるだそうで。みなさんはどうですか?

そのような状況が数日間続いたので、いよいよパパの出番ということで、
週末のリラックスした日にこのフレームワークを思いつき実践して効果があったので皆さんに少しでもプラスになればと思いシェアさせていただきます。

さて、前置きが長くなりましたがお待ちかねフレームワークについてご紹介します。

これは私が20代の頃からビジネスで行き詰まっては実践していたフレームワークですが、子供にも十分に使えることが実証できました。

下の画像を御覧ください。ぼくが簡単に作ったものなので雑ですみません。

これはとてもシンプルですがとっても効果がある考え方です。
親子揃ってみんなでやるのがオススメです。

フレームを書き出す

1、紙とペンを使って一番左にProblem(今の問題点)のエリアを書く
2、その隣にはGood image(自分の理想)
3、一番右にはAction(理想を実現する具体的な行動)

本来は1と2の間には理想と現実の乖離(かいり)している原因を書くのですが、小さい子供には時間もかかりハードルが高いのでここは親がヒアリングして引き出してあげてください。
今回のフレームワークは上述した3つで十分かと思います。

Problemを書き出す

ここがとっても重要な作業ですが、なにかというとパパかママが優しく質問しながら変わりに書いてあげてください。
理由としては子供には考えることに集中させたいからです。
けっして強い口調で問いただしてはいけません。なかなか本音が出なくなるものです。
ひとつひとつ今問題になっていることは何なのかを引き出してあげてください。
ポイントは一見問題が一つに思えるような場合でも実は他にも複合的に問題が関与しているケースがあるということです。
なにかというと、例えば1つ目のProblemが「太郎君がいじめてくる」としましょう。でも意外にもそこにはもう一つの問題がある場合があります。
例えば太郎君も他の子にいじめられていて八つ当たりしているとか。

実は問題と認識している一つのことにはあらゆる要因が関与している可能性があるので、ここにはとても時間をかけて項目を洗い出す必要があるんです。

Good imageを考える

問題点を書き出したあとは次にそれらがどのように変化していたら良いのかをイメージして書き出す作業です。
先に書き出したProblemとラインを引いてそれぞれのGoodimageを一緒に考えて書き出してみてください。

失敗例としては親がペラペラ話してしまうことです(笑)
それでは親の考えを押し付けてしまうことになるので、しっかり子供に考えさせることが重要です。じゃないといちばん大切な翌日からの実行力が半減します。経験上、「もっとこうだったらいいのに」というGOODイメージというのは子供はけっこう簡単に思いつくものです。想像力豊かですから子供は。


Actionを書き出す

最後の作業は、具体的な明日からの行動プランを立てることです。
前のステップと同様、今度はGoodimageからラインを引いてそれぞれの項目に対して具体的な行動を書き出していくんです。
子供にはこう問いかけてください「じゃあ、この素晴らしいGood imageを実現するためには明日からどんなことすればいいと思う?」

ひとまず子供にしっかり考えさせてください。
どうしてもアイディアがでない場合はパパとママからアドバイスやアイディアを提案してあげてください。
「こうするのはどお??」みたいな感じで。笑顔で言ってあげてください。

ちなみに下の画像は実際に私が娘と夜な夜な話し合っているところを妻が隠し撮りしていた写真です(笑)


最後に

いかがでしたでしょうか、この簡単なフレームワーク。とっても効果があるので是非試してみてください。少なくとも親子の絆が深まりますし、子供からも親はいつも自分の味方でいてくれると再確認できるので、自信もつきますし、行動する勇気が湧いてくると思います。

実際に私の娘はこのフレームワークを実践したことで、最後は見違えるような明るく力に満ち溢れたすっきした表情を浮かべ、翌日家を出ていく背中はとっても強い子に見えました。

結果としては言うまでもありませんが、ちゃんと友達とうまく付き合うことができるようになり、学校がとっても楽しいと言って毎日笑顔で玄関を出ていく姿は親としての幸せな瞬間ではないでしょうか。

このフレームワークが少しでもパパとママのお役に立てることを心から願って。
もし、成功した方がいましたら是非気軽にMessageで教えていただけたら嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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