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娯楽映画研究所ダイアリー 2022年1月31日(月)〜2月6日(日)

【佐藤利明の娯楽映画研究所】女優・劇作家 高泉淳子さんを迎えて…「キネマティック・トーキングルーム出張所」その2

1月31日(月)『エル・ドラド』(1966年・パラマウント・ハワード・ホークス)

2月1日(火)「キネマティック・トーキング・ルーム VOL.9」

渋谷JZ Bratでの「キネマティック・トーキング・ルーム VOL.9」。高泉淳子さん、有田純弘さん、気心の知れたメンバーでの楽しいユニットに、スペシャル・ゲストの木住野佳子さんの素敵なピアノが加わり、最高のショーとなりました。映画を語ること、演奏すること、歌うことの楽しさ、素晴らしさを改めて実感しました。

ご来場の皆さん、配信でご覧の皆さん、ありがとうございます!

配信は2月15日までご覧いただけます!

2月2日(水)「ハウス・オブ・グッチ」・『ボバ・フェット』第6話「砂漠から来た流れ者」

リドリー・スコット「ハウス・オブ・グッチ」。久々にマフィア映画を観た想い。アル・パチーノとジェレミー・アイアンズが最高! ワイドショーみたいな話を堂々のギャング映画に仕立てたリドリー・スコットの剛腕に拍手!

ディズニー+『ボバ・フェット』第6話「砂漠から来た流れ者」。今回もグッときた。

というのも、第5話に続いて『マンダロリアン』シーズン2.5という感じでマンドー(ペドロ・パスカル)が登場。ボバ(テムエラ・モリソン)の助っ人になる前に、どうしても逢いたいと、ルーク・スカイウォーカーについて修行しているベビー・ヨーダ”グローグー”のもとへ。

という展開だけに、『スターウォーズ』を観ている気分が盛り上がる。マーク・ハミルのルークは若々しく(フィルムマジック)で、エピソード6の「その後」何をしていたかがわかる。しかもアソーカ・タノ(ロザリオ・ドーソン)とルークの絡みもあって。なんともお得な気分に(笑)

ちなみに『フラッシュダンス』のジェニファー・ビールスもレギュラー出演。あと、ロバート・ロドリゲスが製作だけじゃなく、今回の悪役のひとり、タトゥーインの市長を演じている。

2月3日(木)『KAPPEI カッペイ』・『青い戦慄』(1946年・パラマウント・ジョージ・マーシャル)・『月の出の決闘』(1947年7月15日・大映京都)

東宝で伊藤英明主演『KAPPEI カッペイ』試写。コミックスの映画化だけど、ナンセンスさは斎藤寅次郎や近江俊郎クラス。118分の長尺だけどくせになる面白さ。山本耕史演じる正義のキャラが最高!不良中学生たちと尾崎豊の「卒業」を実践する中年男!例えるなら由利徹さんが「太陽族」になるみたいな^_^

今宵の娯楽映画研究所シアターは、レイモンド・チャンドラー脚本、アラン・ラッド主演のクライムノワール『青い戦慄』(1946年・パラマウント・ジョージ・マーシャル)を堪能。原題は”The Blue Dahlia”。ずっと観たいと思っていた作品がアマプラに入っているのは本当に嬉しい。

続きましての娯楽映画研究所シアターは、丸根賛太郎監督&阪東妻三郎コンビの快作『月の出の決闘』(1947年7月15日・大映京都)をKADOKAWAから発売中のDVDでスクリーン投影。

2月4日(金)『拳銃貸します』(1941年・パラマウント・フランク・タトル)

昨夜の娯楽映画研究所シアターは、ヴェロニカ・レイク、ロバート・プレストン、そして新人・アラン・ラッドによるフィルムノワールの傑作『拳銃貸します』(1941年・パラマウント・フランク・タトル)を堪能。80分に凝縮された娯楽映画のあの手この手! これは面白い!

2月5日(土)『ガラスの鍵』(1942年・パラマウント・スチュアート・ヘイスラー)・『東海二十八人衆(東海水滸傳 改題)』(1945年7月12日・大映・伊藤大輔、稲垣浩)

昨夜の娯楽映画研究所シアターは、ダシール・ハメット原作の二度目の映画化にして日本未公開(WOWOWで放映)だった『ガラスの鍵』(1942年・パラマウント・スチュアート・ヘイスラー)をアマプラでスクリーン投影。ヴェロニカ・レイクの妖艶にメロメロになるブライアン・ドンレヴィ。無意識過剰なタフガイ、アラン・ラッドのカッコ良さ!

『東海二十八人衆(東海水滸傳 改題)』(1945年7月12日・大映・伊藤大輔、稲垣浩)。阪妻!千恵蔵!右太衛門!三大剣戟スター競演!敗戦間際の公開とは思えない豪華さ!

2月6日(日)『暗黒街の巨頭」(1949年・パラマウント)・『素浪人罷通る』(1947年10月28日・大映・伊藤大輔)

娯楽映画研究所シアターは、アラン・ラッドが「華麗なるギャツビー」を演じた佳作『暗黒街の巨頭」(1949年・パラマウント)。91分に原作のエッセンスを凝縮!

続いて、娯楽映画研究所シアター、阪妻映画連続視聴は「チャンバラ禁止令」の最中作られた、異色の民主主義版「天一坊と伊賀亮」もの。『素浪人罷通る』(1947年10月28日・大映・伊藤大輔)色々と以外で楽しい。伊藤大輔監督の苦心が伺える佳作!



よろしければ、娯楽映画研究への支援、是非ともよろしくお願いします。これからも娯楽映画の素晴らしさを、皆さんにお伝えしていきたいと思います。