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【171】「迷ったらやめる」心の声に耳を傾ける勇気

日々の生活の中で、「これをやるべきか、やめておくべきか」と迷う瞬間は誰にでもあります。そんな時、多くの人が心の中で葛藤し、どちらの道を選ぶべきか悩みます。こんな時、私は「迷ったらやめる」ことにしています。というのは、迷った時点で「今はまだその時ではない」と思うからです。もしも、ほんとうにやりたいことなら、決して迷わないはずですからね。

これを、わかりやすい例でお伝えするとき、私は必ず「お腹をこわしてトイレに向かっている状況」の話をします。お食事中の方はすみませんが、こんな時って、お腹を押さえながら前かがみになって、とにかくトイレを探しませんか。途中にどんな誘惑が待ち受けていても、一切お構いなし。頭の中は常に便器のことだけ。何があっても、まずはトイレに向かって猪突猛進するはずですよね。「ほんとうにやりたいこと」というのは、実はこれと同じなのかも知れません。

では、人はなぜ迷うのでしょうか?それは、心の奥底では本当にやりたいと思っていないか、もしくはリスクが伴うと感じているからです。この「迷い」は、実は私たちを守ろうとする心のサインかもしれません。無理に決断を急ぐことなく、「迷ったらやめる」という選択肢を持つことで、心の声に耳を傾ける時間を持つことができます。

一方で、心から望むこと、情熱を感じることに対しては、自然と心が動き、迷いよりも「行動」を起こす勇気が湧いてきます。それは、小さなことかもしれませんし、人生を変える大きな決断かもしれません。重要なのは、その選択が、自分の心の底から湧き上がってくるものかどうか、ということです。

ただ、すべての迷いを否定することはありません。迷いがあるからこそ、私たちは、自分自身を見つめ直すことができるのです。自分の価値観や優先順位について、「もっと時間を置きなさい」と教えてくれているのです。それが、何が本当に大切なのかを見極める時間になるのです。迷った時には、焦らず、自分の心としっかり向き合うことが大切です。

ですので、迷う時間を決してムダだと思わないでください。皆さんも、日常の中で迷いに直面したら、その迷いを一度しっかりと受け止めてみてください。そして、自分の心が本当に望む方向を見極めるために、じっくりと時間をかけて考える勇気を持ちましょう。

でも、「そんな時間なんてないよ!」という方も多いと思います。ただ、時間というのものは、最初からそこにあるものではなく、自らつくるものです。ですので、もしも迷っている時間がない場合は、時には「迷ったらやめる」という決断をすることが、最も賢い選択となる場合があります。参考にしてくださいね。

★ワンポイント

「迷ったらやめる」という考え方は、自分の心に正直に生きるための一つの方法です。迷いは、本当にやりたいことへの情熱が足りないサインかもしれません。大切なのは、自分自身の心の声に耳を傾け、本当に心から望む道を選ぶ勇気を持つことです。

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