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アイデアを形にする力を育てる 第3回 ー管理しないでつなげるメモ管理ー

皆さんは、日々のひらめきや思いつきをどう扱っていますか?

ただメモしておくだけで、後で見返さないことはありませんか?

メモを貯めてはいるけれど、それをどう活用していいかわからず、眠ってしまってることってよくありますよね。

この記事は、そんな日常の小さなストレスから解放され、それぞれのアイデアが大きな価値を生む手助けをしてくれる、Zettelkastenメソッドについての連載です。

第一回はこちらから



Zettelkastenメソッドは、情報同士を結びつけ、知識のネットワークを作る強力なツールです。

大事なのはネットワークを作ることであり、タグ付けやフォルダ分けなどの管理はしなくても大丈夫です。
(もちろんしても大丈夫ですよ!)

今回は、メモから実際に使える知識へ情報をどのように成形するか、それらをどうつなげていくかについて詳しく解説していきます。

Zettelkastenでは、知識として使える形にしたメモをパーマネントノート(PN:Permanent note)と呼びます。

メモからPNへの書き直し

メモを取った後、それを知識となるPNとして書き直すということは、メモを見返し、自分の考えを客観視できるいい機会です。

各PNには一つのアイデアや情報の断片を記入するようにします。

紙の場合はインデックスをつけ、どこに何かしまってあるか記録しなければいけませんが、Notionなどのデジタルツールを活用することで、インデックスは必要なくなります。


1. PNのフォーマットを定める

 各PNには、タイトル、日付、情報のソースを明記し、どんなときに書いたのかわかるようにしておきます。

これも多くのデジタルツールでは自動で作成されます。

本文エリアにはメモした内容を自分言葉で書き直します。

もし 参考にした文章がある場合は、それも記録しておくことで、後で見返した時の負担が減ります。


2. 情報の抽出と抽象化

メモに記述する情報は、そのメモの本質的な部分を抽出し、抽象化することが重要です。

複雑な情報やデータは、理解しやすい形に整理して記入します。

この抽象化ができていると、汎用的な知識となり、他の PN との「つながり」をつくりやすいです。


ノート間の「つながり」をつくる

PNが書き終わったとき、もしくは書いてる途中で行き詰まったとき、別のPNとの間でつながりを作成してみましょう。

このつながりを作るステップは、Zettelkastenメソッドの最も重要な部分です。

個別の情報が全体の知識の構造にどのように組み込まれるかを定義します。

1.直接リンクを作成

直接的な関連性があるノートのリンクを作成し、このリンクとどんなつながりがあるのか書いておきます。

これにより、一つのアイデアから別のアイデアへと自然に流れることができ、深い理解や新しい洞察が得られます。

2.幅広いつやがりを検討

全く異なる テーマと思われるノート同士でも、意外なつながりが見つかることがあります。

そういった「つながり」は、新しい視点やアイデアを生みだす元となり、そこからまた新たなメモを書くこともあるでしょう。

こうして、ネットワークがつながっていき、そこから新たなアイデアが出てくるようになれば、いくらでも書くことが見つかるようになると思います。


さいごに

ここまでご覧いただきありがとうございます。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました



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